MORI LOG ACADEMYでコンクリートの話。
コンクリートというのは…。
→MORI LOG ACADEMY: コンクリート
水、セメント、砂、砂利の4種類の材料を混ぜたものをコンクリートという。
コンクリートが、「乾いて」固まるわけではないことは知ってた。
→MORI LOG ACADEMY: コンクリート2
一般の人がよく誤解しているのは、「水が蒸発して固まる」と考えていることだ。これは大間違い。
セメントと水が混ざって起こる「水和反応」によって、ペースト状のものが硬化する。ペースト状のときに好きな形にできる点が、この材料の最も特徴的な性質である。
生コン車が「ミキサ車ではない」というのは知らなかった。
→MORI LOG ACADEMY: コンクリート
街で見かける生コン車は、「攪拌」しながら運んでいるだけで、「練る」ための車ではない。だから、「ミキサ車」と呼ぶのは間違い。
一言いいたかったのは、この「ミキサ車ではない」ということだ。もう20回くらい主張しているが、全然正されていない。たぶん、どうでも良いことなのだろう。僕も、正直にいうと、どうでも良いなと思っている。
コンクリートの打ち放しの話は、なんとなく無印良品っぽいな、と思った。
包装を簡素にして、デザインもシンプルにして云々、とか。
→MORI LOG ACADEMY: コンクリート3
ちなみに、建築には「打ち放し」と呼ばれるコンクリート面を剥き出しにする仕上げがある。あれは経済的だと思っている人が多いが、これも間違い。打ち放しは、綺麗に作るために型枠や施工に高度な技術が必要で、むしろ大変シビアな工事になる。また、打ち放し仕上げの長所は特にない。耐久性など、短所は多々ある。あれを好んで採用するのは、単に「見た目が格好良い」とデザイナが思い込んでいるから、といっても良いだろう。そういう僕も、打ち放しが好きだが。
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