横浜未来演劇人シアター野外ダンス公演「市電うどん」にイッテキマシタ(2007-11-03、2007-11-04)。
石丸さん振り付けによる野外ダンス公演。
当初はテントの予定だったらしいのだけど、急遽コンテナを利用した仮設劇場にて。
チェロ坂本さんとパーカッション栗木健さんの生演奏で、金曜日と日曜日は栗コーダー川口さん、土曜日は斉藤哲也さんがゲストプレーヤとして参加。
土曜日に見に行くと、受付周りが破綻している。
明らかにスタッフが足りてない様子で、開演時間になっても、未精算のお客さんが百人近くいそうな気配。
場内も動線が確保できず、誘導もままならない様子。
当日券にも関わらず、さっさと入場できてしまったアタシの前の席には金子さん、後ろにはPECOちゃんやあやちゃんやカシワさんといった「受付周り」の経験者が多数いて、みな落ち着かないご様子・笑。
「あれしなくていいかな」「これ声かけた方がいいかな」って、今からそんなこと言い出してもね・笑。
翌日、みんなで中華街でご飯食べよう、ということで集まったのだけど、そこでもそんな会話。
「今日、もくちゃんいないらしいよ」
「藤田くんもいないんだって」
「ひーちゃんもいないはず」
「えー、じゃあ誰が受付周りやんの?」
すかさず電話する山崎さん。
「あのー、スタッフ足りてないようだったら、お伺いしますけど」
そんなわけで、急遽みんなしてスタッフとして入ることに。
みんな名古屋やら東北やらから、お客さんとして観に来た人なはずなのに、すごいですな・笑。
勝手に役割分担して、ある人は精算関係へ、ある人は場内誘導へ、ある人は場外整理へ。
などとバタバタとしたりもしてたんだけど、本番、すごく良かった。
横浜で半ば伝説となっている「白いメリーさん」という実在の人物の物語だったのだけど、石丸さんがメリーさんにしか見えなくて。
初っ端のシーン、石丸さんの残像のごとくにもっちゃんとゆきんこが現れるのだけど、一瞬映像でも使ってるのかと思った。
ほんとに2人が残像のように、というか、石丸さんから分裂したように見えて。
今年の夏に知り合った礼佳さんという女性が出てたのだけど、娼婦(パンパン)のシーンで啖呵切っててかっこ良かったなあ。
ラストの花火には、思わず涙。
でもって、後ろの観覧車やらの今の横浜の風景が、舞台のメリーさんの世界とバシーンと融合して。
他の人はどうだったんかな、とブログ検索してみたので結果を貼り付けてみる。
素晴らしかった。自分の中では今年最高の舞台だな。ダンスでも芝居でも、舞踏でもなく演劇だった。「未来演劇」かもしれない。
市電うどん - 今日もひとりごと - 楽天ブログ(Blog)
また見たいというより、この作品に出たいと思わせる舞台でした。
『市電うどん』は超満員だったから二度行くつもりが、ちと遠慮した。というのはウソで、ああいうのをみせられては、うーん、仕事にならないのだ。唾棄すべき恋愛病気感動涙もののオンパレードしている昨今、舞踏を観て胸つまらせたのは初めてである。おう、まっことのパフォーマンス(身体表現)とはかのことかも知れまへんな。風にはためく天井や、道路を横切って走る偶然の何処かの誰かさんの車が、ひとつの運命のようにコラボしてはるやおまへんか。
もし、満月が銀色の太陽だったら: 石丸おどりの夜宴〜横浜未来演劇人シアター 野外ダンス公演 ハマのメリー伝説「市電うどん」第1回横浜フリンジフェスティバル
なんの涙だ、こりゃ。
泣けてきた。
石丸だいこさんがせつないよ。
必見、である。
今年見た舞台の中でNo.1である。
初日。最後尾で見ていた北村想さんが、一人スタンディングオベーションを送っていた。
コンテナ劇場の特質も見事に活かした。
総合指揮の寺十吾、製作総指揮の大西一郎、振付けの石丸だいこさん、
そして、未来演劇人シアターの俳優に拍手を送りたい。
もう一度言う、必見である。
ハマのメリー伝説「市電うどん」 momoiro-kitchen/ウェブリブログ
今年一番(まだ1ヶ月あるけど)印象に残った舞台でした!!
たった3日じゃ勿体ない!!!と思える舞台。
なんだか、「必見」とか「今年No.1」といった評(?)が多い。
うん、確かに。
あと、カシワさんとこのさるさる日記 - 指先三寸、 - 2007-11-03と、さるさる日記 - 指先三寸、 - 2007-11-04は、アタシのことも含めてたっぷりと。
カシワさん、外で地元のおばちゃんとそんな話してたんかー。
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