チェコ〜スロヴァキア〜ハンガリーの中欧旅行から戻ってきました。
10/8(月)〜10/17(水)の、日付だけ数えると10日間、実質丸7日間の旅。
最後、帰国の際のフライト時間を1時間勘違いして、「予約したタクシーが来ない!」と焦ったりしたくらいで、特にトラブルもなく。
と思っていたら。
成田空港で。
今回利用したのは、アエロフロート・ロシア航空。
往きも帰りも、モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港というところで乗り継ぎ。
このアエロフロートと、シェレメーチエヴォ国際空港というのが、たいへんに評判が悪い。
と聞いていたのだけど、どちらも別にたいしたことなし。
確かにシェレメーチエヴォ国際空港は、なんだか路地のようにごちゃごちゃしてたり、キンキラピカピカではないけど、別にそれはもともとどうでもいいし。
搭乗したのはアエロフロートのボーイング767なのだけど、これも快適。
座席は広いし(もちろんエコノミー)、機内食もしっかりしてた。
うーん、何がそんなに評判悪いんだろ。
あー、確かに帰りのトランジットはちょっと不安だったな。
その時のトランジット客が20人くらいだったかな。
ソビエト!な感じの無表情でかっちょいい女性にパスポートとチケットを渡し、その後別室、というかフロアに連れていかれ、そこに放置されること1時間。
その間、何の説明もないのね。
30分くらいまでは「何かの処理をしてるのね」と思いながら待てるのだけど、それを過ぎると「今、何の時間? いつゲートに案内されるの?」と不安になってくる。
とりあえず、次のフライトまでは時間があったので、ぼーっとしてたらパスポートを返してもらって解放されたけど。
それくらいかなあ。
「悪名高き!」ってほどのことでもなかったなあ。
これだけのことで、かなりチケット代が安いんだから、お得じゃんね。
と、思っていたのです。
成田空港で荷物を受け取るまでは。
成田で入国手続きを終えて出てきたら、5分もしないうちに荷物が流れてきて。
「おー、早いじゃん」と。
そしたらね、アタシの預けた黒いボストンバッグのファスナーが全開なのです。
目印用に蛍光オレンジのベルトもかけてあったのだけど、それもゆるんでて、横にズレてる。
「あらー、なんかマズイものでも入ってて、開けられちゃったかしら?」と。
パンパンに詰め込んであったはずなのに、なんだかスカスカになってるし。
慌てて中身を確認すると、やられてました。
タバコ1カートンと、ワインボトル。
その後改めて確認したら、スリッパと歯ブラシセット、あとアウトドアで使ってた携帯カップも消えてました。
スリッパと歯ブラシセットと携帯カップ、なんとなく想像できるように、これって最後の最後に上部に詰め込んだものなんですよね。
なので、これらは盗んだんじゃなくて、タバコとワインを抜き取る際に「こぼれ落ちた」んでしょうな。
盗まれたスリッパ(プラハに着いてから、近所のスーパーで400円くらいで買ったやつ)
同行者の方の荷物はというと、こちらもファスナーが開いてる。
けど、被害はなかったもよう。
そっかー、「悪名高い」ってのは、こういうことだったんか。
モスクワでのトランジットについて - 地球の歩き方 海外旅行クチコミ情報掲示板に対する回答(ご心配ご無用 - 地球の歩き方 海外旅行クチコミ情報掲示板)を見てみると、
アエロフロートもヨーロッパの航空会社に近くなって来て、逆に面白みが少なくなって来ました。 着陸時の拍手も、めったに聞けなくなったし、CAの顔にも営業スマイルが。 悪名高いのは機内サービスではなく、荷物の中身の盗難です。 コッチはマダマダのようです。
という書き込みが。
その後、知人にこの話をしたところ、「鍵はかけなかったの?」と訊かれた。
米系の航空会社だと、鍵かけるのってNGで、そういうのってみんなだいたい同じルールだと思って、鍵かけなかったのよね。
バカねー。
ただ、鍵かければいいってわけでもないみたい。
教えて!goo 『アエロフロートロシア航空』の預け荷物は安全なんでしょうか?だと、
なのでその航空会社に預けるとなくなるというのは考えづらいのです。
しかしロシアの空港ではなくなりやすいとか、盗難が多いという考え方はあります。
まずモスクワ乗り継ぎの際には注意という情報です。モスクワで実際に起きた事件です。
Aさんのスーツケース内の私物が紛失、同ツアー参加のBさんのスーツケースから
出てきたという事件がありました。
二人とも同じツアー参加だけが接点で全くの他人、スーツケースにはカギをかけていた。
しかも受け取った荷物にはしっかりとカギはかかっていたというのです。
ロシア国内線では、中身が盗難にあうこともあると聞いていますが、スーツケース自体がなくなることは稀です。丸ごと盗むと目立ちますから、中身だけ抜くケースが多いそうです(国内線空港では、テープで巻いてくれるサービスがあります)。
あるいは、*PRECIOUS BOOKS-プレシャスブックス*というページでは、
今回のトランジットカウンターの前では、ちょっとショッキングな話題が持ち上がりました。
「行きの便で、預けた荷物の鍵がこじ開けられ、中からものが盗まれていた!」という男性がいたのです。
それを聞いていた23才の青年が「ぼくもです!」と会話に入ってきました。
彼の場合は、高価なものが入ってなかったので何も盗まれてはいなかったというのですが、
スーツケースの鍵は壊されていたとのこと。
こうなると、「荷物は預けない(すべて手荷物で持ち込む)」という選択肢を採りたいところなのだけど、9.11以降の「液体持ち込み禁止」のおかげで、女性がいるとなかなか難しいのよね(コンタクトレンズ洗浄液やら化粧水やら)。
さて、その後の顛末ですが、まずはすぐにカウンターへ。
そこで応対してくれた女性によると、「それぞれの航空会社の対応によりますが」と前置きした上で、預け荷物の紛失等に関しては「免責」になってる、と(責任は負わない、と)。
なので、旅行保険で対応、ということになる、と。
あーそー、じゃあたぶん航空会社に文句言っても、あんまし相手にされないってことか。
次の相手は保険会社かー、それもなんか厳しそうだよなあ。
で、翌日(同行者が)航空会社に電話したところ(当日は何度かけても電話がつながらなかった)、やはり同じようなことを言われたそうな。
その後、保険会社に電話したら、「用紙を送るので、それに記入して送り返してくれ」ということになったらしい。
ほー。
というわけで、今その用紙を待ってるところ。
帰りのヒコーキ、「もうデジカメも要らないよなー」と、預ける方の荷物に入れようと思ったのだけど、直前で辞めたのが、不幸中の幸いだったな。
iPodとかも。
これで、ノートパソコンとかを持ってってたら、確実に預け荷物の中に梱包してた気がする。
あぶねえ。
ちなみに、他に預け荷物に入ってたのは、衣類、電動ひげ剃り、本、くらいかな。
そうそう、タバコは2カートン入ってて、盗られたのは1カートンだけ。
ヘンなのー。
ワインにしろタバコにしろ、お金で買えるもので良かったと言えば良かったか。
そういう意味でいうと、携帯カップは結構気に入ってただけに、ちょっと痛いな。
というわけで、帰国報告でした。
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