こらない

2010-01-02(土)

Mac(Snow Leopard)とiPhoneとVNCとSSHの設定

iPhoneから自宅のMacにいろいろな方法でアクセスできる。
ひとつはVNC。
Snow Leopard上では「画面共有」あるいは「リモートマネージメント」とか「リモートデスクトップ」と呼ばれてる。
つまり、iPhone上に自宅Macの画面を表示させて操作できる。

もひとつは、SSHという方法で、これはテキストで命令を送って操作するやり方。
Mac上では「ターミナル」というソフトで行うことを、iPhoneからできる。

どちらも、Wi-Fi(ローカルの無線LAN)経由なら簡単なのだけど、外出先からアクセスする場合は、ルータと呼ばれる機械で設定が必要。
今まで面倒だったので設定してなかったのだけど、設定してみた。
そこそこ簡単だった。

環境等

  • Mac本体: Mac OS X 10.6 Snow Leopard 10.6.2(MacBook)
  • ルータ: Apple Time Capsule 1TB
  • プロバイダ: Yahoo!BB 12MB
  • iPhoneでのVNCクライアント: Mocha VNC Lite
  • iPhoneでのSSHクライアント: TouchTerm

Macの設定

  • システム環境設定→共有へ。
  • 「画面共有」にチェック。さらに「コンピュータ設定...」で「VNC 使用者が画面を操作することを許可」にチェックを入れて、パスワードも(お好きなものを)設定。
  • 「リモートログイン」にチェック。
ネットワークの確認
  • システム環境設定→ネットワークへ。
  • 現在接続している設定(AirMacとかEthernetとか)を表示させて、「詳細...」をクリック。
  • 「TCP/IP」の「IPv4 アドレス」をメモ(「10.0.1.5」みたいなやつ)。
  • どこかのタブ(「AirMac」とか「Ethernet」とか)の中にある「AirMac ID」とか「Ethernet ID」と書かれているところの番号(「00:12:34:56.78:9a」みたいなやつ)をメモ(これが「MACアドレス」。Macintoshの「Mac」とは関係ない)。

Time Capsuleの設定

  • AirMac ユーティリティを起動(どこにあるか分からない場合は、画面右上の検索用の虫眼鏡アイコンをクリックして、「AirMac ユーティリティ」で検索して起動)。
  • 自身が使っているTime CapsuleやAirMac Expressを選択。
  • 「手動設定」ボタンをクリック。
DHCPの設定

DHCP環境で、自分のマシンにいつも同じIPアドレスがふられるように設定。

  • 上部の「インターネット」タブの中の「DHCP」タブへ。
  • 「DHCP の予約」の「+」をクリックして、「説明」のところには適当な名前(Macのコンピュータ名とか)を入力。
  • 「アドレスの予約方法」で「MACアドレス」を選択して、「続ける」をクリック。
  • 「MAC アドレス」に先程メモしたMACアドレスを入力。
  • 「IPv4 アドレス」に先程メモしたIPv4 アドレスを入力して、「完了」。
ポートフォワードの設定
  • 上部の「インターネット」タブの中の「NAT」タブの中にある「ポートマッピングを構成...」ボタンをクリック。
  • 「+」ボタンをクリックして、「サービスを選択」から「Apple Remote Desktop」を選択。
  • 「プライベート IP アドレス」のところに、先程メモした「IPv4 アドレス」を入力して、適当に進んで「完了」。
  • 同様に再度「+」ボタンをクリックして、「リモートログイン SSH」を選択して、「IPv4 アドレス」を入力して「完了」。

最後に「アップデート」ボタンをクリックして、Time CapsuleなりAirMac Expressなりを再起動。

以上で設定はおしまい。

実際につながるかテスト。

ポート開放確認くんへアクセスし、まず「あなたのパソコン等のアドレス」で自分のIPアドレス(「219.1.xx.xx」みたいなやつ)を確認(メモしておく)。

次に「チェックしたいポート番号」に「5900」を入力して、「ポート開放確認」ボタンをクリック。
「219.1.xx.xx の 5900 番ポートへの接続 に成功しました」と表示されれば成功。
これは、VNC(画面共有)の設定の確認。

さらに「チェックしたいポート番号」に「22」を入力して、「ポート開放確認」ボタンをクリック。
「219.1.xx.xx の 5900 番ポートへの接続 に成功しました」と表示されれば成功。
これは、SSH(リモートログイン)の設定の確認。

どちらも成功したら、あとはiPhone上のVNCクライアントソフトやSSHクライアントソフト等でアクセスできるはず。
もちろん、iPhoneじゃなく、友人宅のパソコン(Mac/Win問わず)からもアクセス可能。

こういった設定を行うと、当然ながら自分だけじゃなく悪意を持った人からもアクセス可能になるので、Macintosh自体のログインパスワード等も強固なものにしておくこと。
Mac自体のログインパスワードを簡易なものにしている人も多いけど、それだと危険。

さて、これで外出先からiPhone経由で、自宅のMacが操作できるようになりました。
家のMacを操作して、写真や楽曲データをメールに添付して自分のiPhoneや人のメールアドレスへ送ったり、ちょっとした作業をしたりも可能。
ぶらぼー。

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