Firefoxの新しいバージョン3.5がリリースされたという以下の記事で、「本blogでは、すでに過半数の読者が Firefox の利用者」とあった。
→404 Blog Not Found:News - #fx35 - 早速Firefox 3.5にしました
Windows標準のInternet Explorer(IE)を使ってる人の割合って、そんなに低くなってくれたの? と思って自分のサイトを見ている人のブラウザの割合を調べてみた。
以下、最近1ヶ月分のアクセス内での割合。
こらない閲覧者
ブラウザ | 割合 |
---|---|
IE | 58.69% |
Firefox | 20.90% |
Safari | 14.94% |
Google Chrome | 3.61% |
Opera | 1.49% |
Camino | 0.08% |
やっぱりIEがトップで過半数以上。
でも、すでに6割は切ってる。
減りましたなー。
Safariの中には、iPhone環境も入ってると思う。
IEのことをよく知らないので、バージョンも調べてみた。
IEバージョン | IE利用者内での割合 | 全ブラウザ内での割合 |
---|---|---|
7.0 | 46.46% | 27.26% |
6.0 | 37.20% | 21.83% |
8.0 | 15.78% | 9.26% |
5.5 | 0.22% | 0.12% |
全体からの割合でみても、2割以上の人がIE6.0環境。
これではまだIE6.0を切り捨てるわけにはいかない。
せっかくなので、もっとうんとアクセスの多いblocの方も調べてみた。
bloc閲覧者
ブラウザ | 割合 |
---|---|
IE | 70.35% |
Firefox | 13.94% |
Safari | 11.90% |
Google Chrome | 1.66% |
Opera | 1.24% |
わー、こっちはIEが7割だ。
そうか、やっぱりまだIEが主流か。
IEのバージョン違いの割合は以下。
IEバージョン | IE利用者内での割合 | 全ブラウザ内での割合 |
---|---|---|
7.0 | 49.88% | 35.09% |
6.0 | 37.94% | 26.69% |
8.0 | 10.49% | 7.37% |
5.17 | 0.48% | 0.33% |
ところで。
IEの割合が減って欲しい、という書き方をしているのは、Windowsが嫌いとかそういうことではなくて。
ウェブページの記述とかデザインっていうのは、HTMLとかCSSという言語というか記述ルールを使って行なう。
「この文字を赤にしろ」って書いたら、普通赤く表示されるし、「幅300pxで表示」と指定すれば、幅300pxで表示される。
けど、ちょっと前まで、各ブラウザが好き勝手な解釈をしてた。
「赤で表示って指定してるのに青く表示される」ということはまずないけど、「幅300pxっていうのは、枠線を入れて300pxなのか、枠線を入れずに300pxなのか」みたいな部分が違ってた。
そうやってブラウザによって解釈が違うと、ウェブデザインなんてちっともできない。
各ブラウザで同じ見え方にしようと思うと、下手すると、IE用のページ、Safari用のページといくつも用意しなきゃいけない。
それもばかばかしいよね、ってことで、ここ数年は、「ルールにきちんと従った表示を行なう」って方向で各ブラウザが足並みを揃えてきた。
けど、IEがかなり出遅れた。
Microsoftは、ユーザが多い分、あまり急に舵を切れないというのもある。
いくら「ルールに従う」と言っても、以前と違う「解釈」を行なうようになるので、それまできちんと表示されていたものが表示されなくなったりする(それはルールを知らずに、ただIEでうまく表示されればいいや、って感じで作られたいい加減なページが多いから)。
そんなわけで、現在は、ほんとなら「各ブラウザでの見え方」なんてことを考えずに「定められたルール」だけを分かっていれば楽にウェブデザインができるはずなのだけど、上記のように、それなりに多くの人が古いIEを使っているために、やっぱりまだ、なんかこうややこしいことをしなきゃいけない。
パソコンも安いものではないので、買い替えろという気はないのだけど、買い替えずに済むソフト的なアップデートなら、なるべく早めに新しい環境へ移って欲しいなあ、と願うのでありました。
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