5月5日は、文殊の知恵熱DVD発売記念イベント@青山ブックセンター本店へ。
残念ながら当日は雨が降ってしまい、外でのイベントを取りやめ屋内、というか店内にて。
でもまた、それが良かった。
というのも。
「そろそろスタート?」という時間になった頃、どこからともなく、店内のあちこちで奇妙な音が。
頭につけたプロペラが風を受けてまわって、音が鳴ってる。
店内を縦横に歩き回る文殊の知恵熱メンバ。
当然、店内には、文殊のことを知らない一般のお客さんも多数。
今回アタシが初めて体験させてもらったのが以下。
キッチン系の金物が糸でぶらさがってる。
それを、カランコロンする。
これ、どうするのかというと、そこにつないである糸を自分の指にはめて、その指を自分の耳に突っ込んで、音を聴く。
糸電話のコップなしバージョン。
はたから見ると、こんな風。
つまり、1〜3人くらいしか聴けないライブ演奏。
文殊の知恵熱ファンの人といつも話すのだけど。
上記の写真見て、あるいはアタシの説明を読んで、きっと多くの人が「あーなるほどね、分かった」と。
でもそれ、全然違う!
そういうパフォーマンスに見えて、実はほんとにライブ演奏が主、というか。
その音をこそ、なの。
なんか何度も書いてる気がするけど、文殊の知恵熱の「出し物」って、その行為自体は実はすごく言葉で説明しやすくて。
例えば、以下の写真は、膨らました袋に「弁」が取り付けてあって、袋をつぶすとブーブーピーピー鳴る。
そうやって説明されちゃうと、どこが面白いのか分からないと思う。
もし、面白そうだな、と思ったとしても、この写真と説明だけで、もう分かったような気になれちゃう。
けど違うの!
たぶんその想像と違う!
そういう意味では、現在開催中の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とも似てる。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、真の真っ暗闇を、全盲の人の案内で「ただ暗闇を体験するもの」でしかないのだけど(闇の中に疑似生活空間が作られている)、でもきっと実際に体験すると、まったく違うことを体感することになる。
文殊の素敵なところは、その見栄えのチープっぷりと、実際にそこから出される音やらのギャップ。
音がほんとに美しい。
体験して欲しい。
そして、文殊のみなさんには、そんな機会をこれからも!
コメント