こらない

2008-12-22(月)

イデビアン・クルー・オム『大黒柱』とか『WALL・E』とか

12/20(土)午前、頭痛外来で薬ゲット。
さすがに年末、人多い。
久しぶりに1時間以上待たされる。
そゆときに限って文庫本を忘れ、発狂しそうになる。
「この薬しか要らないです」とわざわざ伝えたのに別の薬(の処方箋)が出てきて、もーだから先に言っておいたのに。
そこからさらに20分。

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大型病院で理不尽に待たされることに関してはひとまずおいておいて、いまいちよく分からないのが、薬局で待たされること。
例えば今回のアタシの場合、錠剤のシートを3枚もらうだけなのだけど、なんであんなに待たされるんだろう。
コンビニでおにぎりを買うのとは違って、何かを確認したり、何かに記録したりしてるんだろうな、と想像はするのだけど、それにしたって時間がかかり過ぎ。
なんかみんな忙しそうにしてるから、遊んでるわけじゃなさそうなのは分かるんだけど、何に時間がかかってるの?

思わぬところに時間をとられ、急いで新百合ケ丘へ。
イデビアン・クルー・オム『大黒柱』@川崎市アートセンターへ。

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開演ギリギリの当日券だったのだけど、分厚いクッションと共に通路へ案内され、たいへん見やすい場所でラッキィ。
今回は、出演者が男ばかりで、さらにみな土方ルックや工事現場監督作業着なのだけど、でもやっぱりキュート。
ふんどしで出てきて、おしりぶるんぶるん揺れてて、でもプリティ。

日本より直接的な反応の返ってくる諸外国での公演の際って、こういうのって、お客さん、どう反応してるんだろう。
げらげら笑ったりするのかなあ。
アート作品として静かに見るんだろうか。

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マチネ公演だったため、夕方から少し時間ができる。
今こそ映画『WALL・E』を観る時なんじゃないか、と思い、六本木ヒルズへ。
途中、下北沢で下車して、ヴィレッジ・ヴァンガードで最近探し続けてる本を物色するも見つからず。
ここに無いならもうないな(その本の話はいずれ)。

下北ついでに、天野天街さんの展覧会をのぞこうと思ったのだけど、体調思わしくなく。
頭痛の気配。
さっさと六本木へ移動。

六本木ヒルズ内のTOHOシネマズへ。
受付で指定席を選ぶ。
へー、そういうシステム。

アタシが映画館へ映画を観に行くと、「上映中にいちいち感想を述べるカップル」「我慢ならないほど容器の音を鳴らして飲食する客」「アタシの椅子の背もたれをがんごん蹴ってくるガキ」のいずれか(あるいは複数)に必ず遭遇する、というのを以前書いた。
そしたら、ろじさんが「そういうことは滅多にない」だったか「まったくない」だったか。
別の「映画館へよく行きますよ」という知人も、「そういったことはない」と。
考えられるのは、「アタシが不運」と「アタシが異常に神経質」の2つ(もうひとつ選択肢としては「アタシ以外の人が異常に鈍感」というのもあるか)。

で、この日も、隣りのカップル(の男性の方)が本編上映前の新作トレーラが流れてる間ずっと、「うおっ、びっくりしたー」「マジこの映画面白そうじゃね?」「俺さ、あんまこういうのは観ないんだよねー」だの延々とコメント開始。
その全てに喜々として答える彼女。
「また今日もか…」と暗くなるアタシ。

けど、本編が始まったら大丈夫でした。
ほっ。
というか、上映前に「携帯の電源を切れ(バイブも禁止)」「録音撮影禁止」「しゃべるな」「椅子を蹴るな」ってさんざん注意映像が流れるのね。
有り難いです。
でもそれもなんだかなー。

『WALL・E』は、過去のピクサー作品同様に面白かった。
ただ、これに関しては家で観た方が良かったのかも。
30歳半ばの男性が土曜日の夜にひとりで映画館に来て(館内の97%はカップルとファミリィ)ウォーリーを観ながら大粒の涙を流してるのはどうなんだ? という思いが邪魔をして、今ひとつ感情にブレーキがかかった状態になってしまい。

そんなことより。
客席に明かりが付いて外で出ようと思ったら、強度の大頭痛。
しまった。
とりあえず外に出るだけ出て、薬服む。
そのまま動けず。
「クリスマス本番を数日後に控えた」+「六本木ヒルズ」=「カップル」「イルミネーション」「携帯電話カメラ」の寒空の下。
都会の人間は冷たいねえ。
アタシ、都会生まれの都会育ちだけど。
というか、忘年会で酔いつぶれた、たちの悪い酔っぱらいにしか見えないだろうけど。
というか、別にこんな思いしてまで『WALL・E』なんて観なくて良かったんじゃ…。
というか、なんでこんなに『WALL・E』が観たかったのかしら。
今となってはよく分からず。
うーん、どうも映画館と相性が合わんなあ。

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