こらない

2008-02-13(水)

環境とか

スラッシュドット・ジャパン | バイオ燃料の生産で温室効果ガス排出量が増えるを読んだりしてたのだけど。

ここ1〜2年で、エコロジーというか環境問題というかエネルギー問題というか、そういったもののいろーんな情報がたくさん出てきて、もう素人にはどうにもついていけなくなったなあ、と。

とにかく複雑で、風が吹けば桶屋が…だったり、南半球の蝶の羽ばたきが…だったりな印象。

木を植えれば炭素が固定できる、いやそれは成長期だけで、いやいやそもそも呼吸だってするし、といった話だけでも、次々に違う計算とか視点とか出てくるし、いやその森をメンテする際に化石燃料が必要だとか、肥料がどうとか、そもそもその土地が、とか、いくらでも別の要素が絡んでくる。

北極の氷ひとつとっても、以前は「温暖化で氷が融けて海面上昇」みたいな話だったのが、いや雨が増えて逆に氷が厚くなるとか、海流がどうとか、そもそもその前に、とか、よく分かんない。
分かんないというか、どれひとつとっても、結局地球規模で考えなきゃいけないみたいで、そうなると国だ政治だ経済だという話も絡んできて、ますます複雑。

とにかく、いろんな分野のいろんな立場のいろんな人が、いろんな研究や実験を進めていて、「みんながんばれ」、と思う。

アタシはというと、コアの部分では、行き着くところまで行って全部壊れちゃえばいいのに、とか思ったりもしてる、昔から。
でもそうなったら、戦争よりも悲惨な世界が待ち受けてそう。
そこに居合わせるのはいやだな。

人間と自然、みたいな構図だけど、人間だって地球から生まれてきたものじゃーん、その人間の活動でいわゆる「自然」が破壊されてるとしても、それだって地球の歴史としては自然じゃーん。
…という考えもあるよね、という話になった際、同席していた男性は、「ぼくはでも、ヒトって、地球にとっては失敗作だったんだと思う」と。
ふむ。

効率、みたいな話は男の子としては気になる。
けど、生活に近いところのそういうエネルギー関係って、その数字が分からないものが多い。
昔からよく耳にするような話だと、照明はこまめに消した方がいい、いや付けたり消したりした方が余計だめだ、とかってがあるけども、こういうのも数字が分からないから比べられない。
電球の寿命が短くなるって話だとしたら、電球の製造コストも知らないといけないし、それを運ぶ流通コスト、あるいは10個の電球を作ると1割が不良品とかだったらそれもだし、いや実は電球で使用してるガラスは△△の再生品を使用しててとかだとさらに話はややこしくなり、流通コストといっても電球だけを運んでるわけじゃないとか、なんとかかんとか、だんだん答えが遠くなる。

あからさまな矛盾みたいなのがばんばん出てくるようになって、おっかしいなーというのもよく思う。
「電気を使わないようにしながら使いましょう」とか「製品を長く大事に使いながら次々に新製品を買いましょう」とかそういうの。
「慎ましく飽食しましょう」みたいな。

10年後、どうなってるだろうなあ。

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  • update: 2011-06-27

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