中欧旅行5日目、プラハからブラチスラヴァ(スロヴァキア)に到着。
滞在時間が少ししかないため、駆け足で中心街へ。
トラムを降りると、土曜日なのに(土曜日だから?)人がまばら。
旧市街への入り口、ミハエル門に到着。
その昔、旧市街を取り囲んでいた城壁に設けられていた門のひとつで、唯一残っている門らしい。
てくてく歩いていくと、フラヴネー広場へ出た。
この時点で昼の1時。
この後、ブラチスラヴァからブダペストへは、国際バスでの移動で、出発時刻は15:15。
それまでに一度中央駅に戻って荷物をピックアップして、そこからさらにトローリーバスに乗ってバスターミナルへ移動しなきゃいけない。
ということは、残された時間は、あと1時間くらい。
急げ!
ご飯を食べる場所は、迷いだすとちっとも決まらない。
『地球の歩き方』を取り出し、なんとなく名前で「バタフライ」というレストランで食べることに決め、そこへ入店。
1階の、入ってすぐの席に座ると、2階席から日本語が。
男子学生の集団がいるっぽい。
ガーリッククリームスープ。
かなり美味。
89スロヴァキアコルナ(450円)。
チキンのブロッコリーソース。
付け合わせのライスがうれしい。
249スロヴァキアコルナ(1,250円)。
チキンの中には、ホウレンソウらしきものが挟んであった。
こちらも美味。
美味しいねー、美味しいねーと食べていると、さらにまた日本人男子学生3人組が入店。
なんだなんだ?
というわけで、結局彼女たちも入店してきて、店内は全員日本人で埋まった。
というか、こんなに日本人を見たの、今回の旅行で初めて。
やー、騒ぐ騒ぐ、学生たち。
何人かがJTBの札を下げているところを見ると、ツアーで来ているっぽい。
建築物でも観に来てるんかなあ。
お話する時間も全然ないので、店を出る時に「さようなら」とだけ挨拶すると、女子軍団に「わー、日本の人に話しかけてもらえて、ちょーうれしいっす! 新婚旅行ですか? うらやましいっす!」とか言われた。
「いや、違う違う」と返すと、「照れることないっすよ! うらやましいっす!」と大騒ぎ。
店を出て、来た道を戻って行く途中、かわいいショーウィンドウが。
けど、寄ってる時間がない!
ここでは1日券みたいなパスを買ってないので、トラムに乗るには1回1回切符を買わなきゃいけない。
そして、自販機はコインのみしか受け付けない。
ミネラルウォーターを買ったりして小銭を作ろうとするも、結構小額の紙幣が存在するものだから、コインが手に入らない。
おつりを貰う際に「コインにチェンジして」って英語で言ったのだけど、何度言っても「change」が通じなかった…。
早くしないと! と焦ってたら、隣りの売店で普通に切符が売られてたのでした。
14スロヴァキアコルナは、70円。
ブラチスラヴァ中央駅で荷物をピックアップして、今度はこのトローリーバスでバスターミナルへ。
また切符を買う。
人間用の切符の他に、荷物用の切符も必要。
18+9=27スロヴァキアコルナ(135円)。
ブダペスト行き、事前にネットで調べたときは1日1本だと出ていたのだけど、実際は3本あったみたい。
バスのチケットは、日本にいる時にネットで予約。
クレジットカードで支払い済み。
その時の予約シートによると、出発時刻の15分前に運転手からチケットを貰え、と書いてある。
けど、15分前になっても、バスが来ない。
不安。
出発時刻5分前くらいになってバス到着。
運転手に名前をつげると「?」な顔をしてる。
「ネット経由で予約して、すでにクレジットカードで支払いも済ませてあります」と言っても、キョトンとしてる。
念のためにプリントアウトしておいた予約時の確認ページを見せると、よく理解してなさそうな顔をしながらも「じゃあ乗りな」と。
プリントアウトしておいて、良かったー。
ちなみに、ネット経由手数料(?)だかを含めても、ひとり2,800円くらい。
鉄道よりさらに安い(鉄道なら3時間弱のところ、4時間かかるけど)。
定刻にバス出発。
ベンツの、ゆったり快適バス。
お客さんは、アタシたちの他に2人だけしかおらず、がらがら。
なーんだ、予約する必要もなかったな(ハイシーズンはどうか知らないけど)。
出発してすぐに、窓の外にブラチスラヴァ城が見えた。
ブラチスラヴァ、もうちょっとゆっくりできると思ってたんだけど、駆け足で昼食を食べるのが精一杯だったなあ。
静かで良さそうな街だったので、残念。
やっぱり1泊くらいするべきだった。
休憩を1回、国境越えを1回して、ブダペスト入りしてからはお客さんもどんどん増えて満席になり、出発から4時間後の夜の7時過ぎに、ついにブダペストのバスターミナルに到着。
さて、ここからが大忙し。
というか、ピンチ。
「あとちょっと」「あとちょっと」と我慢してきたおしっこが、かなり限界なのでした。
やはりここでもトイレは有料。
ということは現地通貨が必要。
ということで、まずは両替。
少しだけ余っていたスロヴァキアコルナをハンガリーのフォリントに替えたら、ちょうどトイレ代分ありました(つまり100円くらい・笑)。
助かった!
トイレを済ませたあとは、イーバンクVISAデビットカードで現地通貨を引き出して、まずは地下鉄やトラムに乗るための3日間フリーパス券を購入。
3,100フォリント(2,100円)。
宿の最寄り駅に到着。
ハンガリー語のExitは、Kijáratかー。
また、全然違うなー。
かなり分かりにくい場所にあったアパートタイプの宿に無事チェックインを済ませた後、近所のイタリアンなレストランに飛び込む。
紅茶を頼んだら、ネスカフェならぬ「ネステア」が出てきた。
レモン味とピーチ味が選べて、レモン味をオーダー。
太くて、アルデンテじゃないけど美味しかったパスタ。
こういう味に飢えてたのかも。
パスタ2皿+ネステア2本+サービス料10%=4,609フォリント(3,120円)。
後ろの団体客は、誰かが誕生日なようで、ケーキが運ばれてきたりして盛り上がってました。
そして、この店にはエレキギターの生演奏があって、その人が各テーブルを練り歩くため、その人と目を合わせないようにするのがたいへん(目が合うと、自分たちのテーブルから離れようとしなくなっちゃうから)。
そんなわけで、プラハ(チェコ)〜ブラチスラヴァ(スロヴァキア)〜ブダペスト(ハンガリー)と慌ただしく移動した、中欧旅行5日目でございました。
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