Frickr(という写真を保存しておいたり共有したりができるサービス)に、2005年のメキシコ旅行の写真をアップロードしていて思い出したのが…。
なんかね、木の根もとから一定の高さまでが、白く塗られてるの。
下記はメキシコのオアハカという街の写真。
この白塗り、メキシコに限らず、あちこちの国で見かける。
どういう意図で塗ってるのだろうと思い、前に一度ネットで検索をしたことがあるのだけど、適当な検索ワードが見つからず(「木」とか「白」とかでは、結果がしぼりきれない)、答えが分からず。
ちなみに、現地でアタシが予想した「白く塗る目的」は、夜間に走行する自動車用、というもの。
白く塗ってあれば、車のヘッドライトで一応白く浮かび上がる。
そうじゃないと、結構木が闇にまぎれてしまい、衝突の危険がある、と。
で、さっき再度検索してみた。
その結果。
<鼻歌で散歩> 木の根元が白いわけによると。
えー、地面の近くの幹を白く塗ってある木があります。ラオスでも、中国でも見たことがあります。もちろん、ベトナムでもそうです。さて、理由はあまりはっきりしないんです。曰く「夜車を運転する際に目立つように」、曰く「虫よけだよ」、曰く「冬に幹が凍らないように」とまあ、人様々なんです。
たまたま、ホーチミンの担当の人がいたもんで聞いてみたんですが、白く塗るのは国からお金をもらってるんだそうです。それで、理由は二つあって、一つは、虫や病気を防ぐため、もう一つは、飾りだそうです。
白く塗ると虫や病気を防げるの?
んー?
この白い塗料は、害虫防止の為の薬品なんだそうです。詳しくは知りません(すみません)。
あー、塗料自体が薬品なのかー。
次は、がまさんのベトナム旅日記 | ベトナムの木は、なぜ白い?。
街路樹の下の方が白く塗られているのが判りますか
ホーチミン市の木は、下の方が皆白いのです。
なぜか判りますか?
何でも、腐食防止だそうです。
害虫駆除なのだと思います。
生きてる木だから腐食はしなさそうだけど。
害虫駆除、というのはヘンだけど、つまり防虫ということかな。
次は、街路樹の白ペンキ (GPS日記)。
インドネシア(もちろん他の国々でも)では街路樹の幹が白く塗られているのをたびたび目にすることがあります。なぜ白く塗っているのかと質問したことがあるのですが、その答えは「防虫のため」「夜間の視認性を高めるため」でした。街路樹の幹が白く塗っていることについて、「東南アジア樹木紀行」(昭和堂)という本には、「国道沿いなどでは、このマホガニーの巨木の幹、それも地際に白くペンキを塗っている。より目立つように、この白い帯の上と下を黒く塗っていることも多い。白さが一段と引き立つ。虫よけの薬を塗っているのだと説明したものがあったが、道路幅を示すものだ。街灯のない夜の道、車で走ってみれば、この効果がはっきりわかる。」と書かれています。
本によれば、「防虫じゃなくて、視認性だ」と。
次は、読冊日記ペルー編。
こちらはペルー。
木の下の部分が白く塗られているのは、理由はよくわからないのだけれどペルーの習慣らしくて、どこの町でも街路樹の下の部分はなぜか白く塗られているのであった。虫除けの薬剤か何かなんだろうか?
次は中国から、大連雑学事典 樹木の下を白く塗るのは?。
いったい何故中国各地でこんな風に樹木を白く塗るんだろうか?
中国人に聞くと、二通りの答えが返ってくる。
1、自動車がぶつからないように、車のヘッドライトを反射させる。
2、虫除けの為の消毒。
で、このページでは、実際に白く塗っているところの写真が掲載されている。
そして、それらに対して、いろいろなコメントが集まっていました。
例えば、
中国のサイトを検索してみました。そうしたら、ありましたね、何となく納得の行く解答が。
(1) 確かに防虫効果がある。
この白い塗料は主成分は生石灰、塩、「石硫剤原液」(これは不明)、動物油を混ぜて水で溶いたものが一般的な配合のようです。これを塗ると、虫が越冬のために樹皮に卵を産み付けるのを防止できるらしいです。
(2) もう一つの効用−−樹皮の日焼けを防ぐ。
冬は乾燥していることもあって樹皮が日焼けし易いらしいんですが、白い塗料は日光を反射するので日焼けを防げるということのようです。
ちなみに石硫剤原液はおそらく石灰硫黄合剤のことで、これは農薬だとか。
さて、いろいろ引用してみたけど、なんだかよく分かんないや。
現地の人に訊いたからって、正解を答えてくれるわけじゃないしなあ(アタシも外人に「どうして日本のポストは赤いの?」とか訊かれたら、適当に自分に思いついた回答をしそう)。
あと、国によっても理由が違ったりするんかな。
どうだろ。
最近、ネット上でいろいろとこういった疑問を調査する連載をよく見かけるので、そゆところできちんと調べてくれないかな。
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