先ほどの市民のための環境学ガイド 時事編 安井 至に、最近気になってたマーガリンに関する記事が載ってた。
グッドタイミング。
→トランス脂肪酸 市民のための環境学ガイド
なんでマーガリンが気になっていたかというと、最近アメリカでトランス脂肪酸の規制が始まった、と何かで読んだので。
実際には2004年1月、と結構前から規制されていた。
で、2006年1月からは、食品のトランス脂肪酸含有量の表示が義務づけされたらしい(アタシはこの記事を読んだんだな)。
で、そのトランス脂肪酸が多く含まれているのがマーガリンということで、「じゃあ、バターにした方がいいかなあ」と思っていたでした。
そして、米国の市場で問題になっているのは、マーガリンである。マーガリンには、大量のトランス脂肪酸が含まれている。それは、水素化油脂が使われているから。ところが、日本には、マーガリン信仰がまだ存在している。マーガリンが駄目なら、バターなら良いのか。答えは、多分、両方だめ。米国の状況は分かったとしても、日本ではどう対応すべきか、こんな議論が必要のように思える。
オーノー、バターもダメらしい。
それより気になったのが「日本には、マーガリン信仰がまだ存在している」の記述。
そんな信仰が日本にはあったんかい。
「固形物である獣脂を取りすぎると、コレステロールが増えて、それが心臓血管などに沈着して、そして動脈硬化になり狭心症や心筋梗塞になりやすくなる」。「ところが、植物油を取れば、油脂が液体なので、固まり難い。しかも、血管に溜まったコレステロールを溶かしてくれる。だから植物油は健康に良い」、これが旧来の単純な考え方だった。
へー、なるほど。
でも、アタシが高校の頃に得た知識では、「あんなもの(マーガリンのこと)、石油をなめてるようなものだ」といったものだったのだけど。
だから、「植物油を原料としているマーガリンの方が、動物性の油脂が原料であるバターよりも健康に良い」、と長い間信じられてきた。水素添加してしまえば、もとは植物油だとはいっても、動物性の油脂と分子構造が同じになってしまうので、余り根拠のある話ではなかった。最近のHPをみていたら、「トランス脂肪酸を含むマーガリンは、食べるプラスチックだ」、という表現があって、一般人がメディア的表現をするようになったものだ、と感心してしまった。実体は、全く違うのに。やはり人工物は危険、天然物は安全という間違った発想の根は深い。
オーノー、「実体は全く違」ったらしい。
それはともかく、結局トランス脂肪酸は悪者なのか?
ざーっと読んだ限り、いちまちよく分からないっぽい。
確かにまあ、大量摂取はよくはない、といった感じ。
じゃあ、マーガリンはやめた方がいいのか、に関しては、毎日食パンにマーガリンを塗って食べる程度なら気にしなくて良さそう、という結論(上記ページでは)。
ただし、牛肉ばかり食べている人は要注意かも、らしい(マーガリンよりも牛肉の方に多く含まれてるみたい)。
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