こらない

2005-05-17(火)

2005-05-14〜2005-05-15: ハローウッズ森づくり「清涼に香るスギ・ヒノキ林を育む」

ハローウッズ森づくり「清涼に香るスギ・ヒノキ林を育む」にイッテキマシタ(2005-05-14〜2005-05-15)。

「森」という場を与えられて「さて、これを使って何ができるか。どう遊べるか」って感じでいろいろと作ったり壊したりしている「森づくり」。
今回は、スギ・ヒノキ林の整備。

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スギやヒノキといった針葉樹の林の中に寝転び、空を見上げる。

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別の広葉樹の林でも寝転んでみる。

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現場。
倒木がたくさん。
ぎっしりと植えられたのち放置されたため、上の方にしか葉が茂っていない。
そこへ雪が降り積もると、重みで倒れてしまうらしい。

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「ぎっしり」って感じの写真。
写真右下にやはり倒木。

戦時、燃料需要で木が切られ、たくさんの禿げ山ができたらしい。
そして戦後復興、これに伴う建設ラッシュ。
これに応えるため「木を植えよう」と植林が奨励され、国から補助金も出たため、そこいら中の雑木林を伐採し、スギやらヒノキを植えまくったらしい。
その数、10アールあたり300本だとか。
1アールは100平方メートルなので、10アールはだいたい32m×32m。
ざっと計算して、1坪(=2畳)に1本くらいかしら。

当然これは間引いて管理していかないといけないのだけど、時代が下り、これらの木は金にならなくなってしまった。
金にならないどころか、自分の山の木を伐りだそうとすると、お金を出さないといけない。
上記の写真を見ても分かるように、日本の森には重機が入らない。
結局カナダ等から輸入した方が安い、らしい。

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そんな話も含めて、近所に住む方から昔の話を聞きました。
ちょうどこのあたりが通学路だったとのこと。
わら草履を履いて、山をひとつ越えたところにある学校へ通っていたらしい。
ちなみに、この写真の場所はその昔、棚田だったところ。
しかし、ハローウッズが数年前に手を入れる前、ここは薮。
平らになっているように見えるのは、重機で均(なら)したからで、拓けているように見えるのは木を伐採し、下草を刈ったため。
「おかげで昔の風景が戻って懐かしい」
と写真のおじさん。

このおじさんは今もこのあたりで炭窯を作って炭を焼いているらしい。
炭窯に使う土は、一度焼いた土じゃないとダメらしい。
そうでないと割れてしまうとか。
なので、昔の炭窯のあとから土を持ってくる。

アタシは炭窯を作ることができない。
炭の作り方も分からない。
今回「焼いた土じゃないとダメ」という知識を得たけれど、焼けた土かどうかの判別はつけられない。
魚もさばけない。
食べられる野草も知らない。
保存食の作り方も知らない。
こんなんでいいんだろか。

重機のない(あっても侵入できない)その昔、木を運ぶためのいろいろな知恵があったらしい。
そのひとつにダムを利用したものがあるという。
水の流れをせき止め、人工のダムを作り、そこへ伐採した木を貯める。
ある程度貯まったところで、ダムを決壊させ、下流へ木を運ぶ、というか流すらしい。
へえー。

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で、こんな感じで倒木を整理していく。
見た目よりうんと急斜面で、ずるずる落ちる。

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山ほど積んでみた。
周りをいくらか間伐。

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いちばん見晴らしの良いところに陣取る、「ガキ大将」崎野氏。

ところで、今回聞いた話。
以前、うちのベランダ野菜の流れで「なんでたくさんの種を蒔いて間引きしていくんだろう?(最初から育てる分だけでいいじゃん)」といった疑問を書いたのですが、そのひとつのヒントが。
木ってのも、草原にボツンと1本だけのものと、森の中でたくさん生えているものを比べると、1本だけのものの方が著しく成長が遅いらしい。
へえー。
多くの子どもたちと密に過ごした経験を持つリーダーが、「子どもたちを見ていても、兄弟の多い子とひとりっ子では成長の度合いが全然違う」とも。

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葉に花が咲くイカダソウ。
面白い。

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イカダに乗ってる人数は、葉によって違う。

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芽が出たドングリ。

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