象という名の設計集団をリーダー的に率いていた大竹康市なる人物の発言や、象の仕事、理念などをまとめた本。
主に、沖縄県名護市の名護市庁舎建築に関して書かれていました。
なにはともあれ、写真を。
→建築マップ 名護市庁舎
→建築+街並探訪:名護市役所
→名護市:市庁舎概要
いきなり写真を見てもらっておいて言うのもおかしいけど、本を読む限り、これは写真や造形で判断するような建物ではない。
「この土地に建てる」ということについて、徹底的にギロンして生まれた建築物だから。
そしてそこでいう「この土地」というのも、名護市、沖縄、日本、アジアというそれぞれのスケールの中での「この土地」。
アタシが期待/希望する「モノ作りというのはこうであって欲しい」という、そのせいいっぱいのものが建てられた、という印象。
読んでいて何度も思ったのが、「風景を巻き添えにする」と謳う維新派との類似点。
象と維新派、過去に接点はなかったんだろうか。
思ったことや考えたこと、書きたいことはたくさんある気がするのだけど、うまくまとまらないので、とりあえず。
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