老夫婦ご来店。
「あおぞら」という名前。
植えられた草花。配置。大きな窓から覗いた内装。鯛ラーメン。
前々から気になって店の前を通っていたけど、ここなら大丈夫!って思ってくださってのご来店。
二人は仲良しさんで、静かにお喋り。
うなづき合い、相手に向ける目線が優しい。
特製ラーメンを召し上がって、〆はもちろん鯛ぞうすい。完食完飲。
蒸篭でふんわり温めた塩チャーシューは、柔らかいのでお年寄りにも好評だ。ご主人様のビールのおつまみに最適だったことでしょう(^-^)
「とっても美味しかった」と言って下さった。「来てよかった」とも。
鯛出汁スープ。自家製麺。鯛ぞうすい。。。
越前塗りの器 萩焼きの茶碗 丸葉ユーカリ ダルマ萩 雀ウリ 清潔な店内 明るい内装 陶器の置き物…
聞けば聞くほど、どれもこれも、お二人の好みにピッタリだったそうです。
よかった。。。
歳を重ねて、脂っこい食品や塩分の強いスープが食べられなくなって、ラーメン屋さんに入るのを躊躇してきたそうです。
でも、あおぞらのラーメンなら食べられますね!鯛の香ばしい香りが食欲をそそる。出汁が優しく身体に沁みる。細麺なので食べやすい。
安心してお二人でラーメンを楽しむ時間に、あおぞらが一躍担えてよかったです。本当にそう思います。
どうぞ永くお二人で。
ビールのおつまみメニューを、本気で考えようかと思う気持ちが湧き起こった。ありがとうございます。
☆
女性はあおぞらが大好きだ。
ラーメン店なのに男気がなくて(笑)可愛いいから入りやすい。
そして嬉しそうな顔でにこにこ(o^^o)
女の直感力ってスゴいんです。ジツワ。
男性はあおぞらのあり方に興味津々だ。
4月にオープンしたあおぞら。女店長…⁈
今までどこかのラーメン店で修行してきたんすか?
内装やデザインの仕事とかしてきたんですか?
…いいえ。して…ません。。。
……あなたは、何でも出来そうですね。(キラキラとした闘士燃える目で)
いいね〜その目!すごくいいです!
☆
8月。試作製麺悪戦苦闘中。
青年と御母上ご来店。
青年「生鯛を使っているのに生臭くならず、鯛の香りが良く出ています。よく見切りましたね。とてもいいスープです。」
御母上「スープは良く出来ています。でも、このスープにこの麺はちょっと強過ぎですね。優しい麺の方が合います」
穏やかだがキッパリとした意見を頂いた。
私は言い訳しなかった。
とても不思議。麺のことで悩んでいる時に、このような示唆を頂くなんて!
引き寄せたとしか思えない。運命としか思えない。
そうであるならば…
新麺が強い力で私を導いてくれている。
もう、すぐそこだ。
あとは
迷いを晴らすのも決断するのも私自身だ。そして新麺の全ての責任は私が取る。
ガンバ☆そう思った。強く。
(この時、店内には他のお客様もいらしたよ。皆この意見を聞いていたと思う。でも私は、恥ずかしくも、穴があったら入りたい気持ちにも、泣きたい気持ちにもならなかったよ。不思議だね。大人だからじゃないよ。嬉しさや、前向きな気持ちや、もっと出来るよ!頑張れ店長!っていうお客様の思いや励ましやらのベクトルが、強く働いたのを感じたから。未来を感じたから。)
私な~。。。お客様に護られてるよ。
とても大きな何かに護られてるよ。。。
rit's
小話
- parmalink: 小話
- update: 2012-10-04
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