焼き芋が食べたいなー、と思ってたら、サツマイモが安かったので購入。
さっそく作り方を検索。
「捨ててもいいような安い鍋を用意して、そこに小石を敷いて…」という、「ご家庭で石焼き芋」の作り方がたくさん出てくる。
そこまでしなくていい。
オーブンで焼く作り方も、山ほど出てくる。
標準的なのは、このあたりかな。
→おいしい焼き芋の作り方♪ by eastercross [クックパッド]
- 塩水に30分浸し、
- 濡らした新聞紙で芋を包み、
- それをアルミホイルで巻いて、
- 180℃で40分。
といった感じ。
ところで、焼き芋は低温でじっくり焼くと、石焼き芋屋さんの焼き芋のようなねっちりとした甘いのができる、と耳にしたことがある。
NHKためしてガッテンの記録を、WebArchiveから拾ってみた。
→ガッテン書庫「さつまいも再発見」
石焼き芋がおいしい理由
- でんぷんから麦芽糖を作るベータアミラーゼが働く温度の範囲(65〜85度)にある時間が長い。
- 水分を適度に減少させる
電子レンジでも美味しい「焼き芋」を作る方法
- なるべく低温で長時間かけて調理
- 酵素が長時間働くように大きめの芋を選ぶ
- 3.5%の塩水に一晩以上つける
65〜85度が肝。
そして、塩水に一晩以上。
さらに検索結果をたどっていたら、上記の「低温でじっくり」に異議を唱えるページが出てきた。
→♪ 美味しい焼き芋に挑戦
以前見たテレビで、80℃あたりで、長時間焼くと一番美味しいと言っていたように記憶しています。ほんとうなんでしょうか?マスコミはよく嘘をつくという噂が広まっている昨今です。そこで、今回自分の目と舌で真実を追究しようと「美味しい焼き芋実験」を思い立ちました。
実験の結果は以下。
→jikken
☆結論
定常40分周囲温度200℃以上が、正しい「美味しい焼き芋の焼き方」だ!
(個人的に独断と偏見で、230℃40分が最高だった)
高温で焼いた方が美味しい、と。
そして考察は以下。
→kousatu
☆今回の実験結果は、かなり高い温度で焼いたほうが美味しいと結論された。
☆よって「焼き芋は低温で長時間焼くと美味しい」という報道は誤りである!。
☆況や、70℃などという温度は8時間かけても煮えることもなかった。
へえー。
というわけで、せっかく似たようなサイズのサツマイモが2本あるので、「低温じっくり」と「高温」と両方試してみたくなった。
まずは、「低温でじっくり」。
低温でじっくりと言っても、70度前後では焼けないので、あれこれと「焼き芋レシピ」を検索した結果から、「160度で90分」にしてみた。
せっかくなので、塩水にも浸してみた。
今回のレシピ。
- 塩水に90分浸す(90分にしたのは、特に意味はなし。塩水に浸してから「そろそろ焼こう」と思うまでの時間が90分だった)
- アルミホイルに包む(濡れた新聞紙は省略)
- 余熱なしの状態のデロンギのコンベクションオーブンに入れて、160度で90分。途中、1度ひっくり返した(上下に熱源があるから、あんまし関係ないと思うけど)。
結果がこれ。
アタシが食べたかったのは、ホクホクではなく「ネチネチ」のものだったのだけど、これ、見事にネチネチ。
もう全身ねちねち。
写真じゃ伝わらないか(ピントも合ってないし)。
「これ、スイートポテトじゃない?」ってくらい、ねちねち。
ただ、残念なことに、びっくりするほどは甘くなかった。
たぶん、品種とかの問題だと思う。
ならば奥の手、ということで、ちょっとバターを付けてみたら、アホみたいに美味かった。
たぶん、アルミホイルできっちり包んだからなんだろうけど、石焼き芋みたいに皮が焼けたりはしてないのね。
蒸し芋みたい。
途中でアルミホイルを取っちゃえば、石焼き芋みたいになるかな。
というわけで、大成功。
もう次回からこれでいいや、って感じだけど、次回は高温バージョンの「230度で40分」で作ってみることにします。
デロンギ コンベクションオーブン
オーブン選ぶなら、やっぱりこれ。
追記
というわけで、高温バージョンの結果は以下へ。
→こらない - オーブンで焼き芋のつづき、結論
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