こらない

2008-07-22(火)

またiPhoneのことをがっつり書く

だいたいいつも、「こういうモノが欲しい」というエントリーを書いて、翌日くらいに「それだとこういう機種がある」という比較記事を書いて、その時点でばっちり納得して、その翌日に「買いましたー」というエントリーを挙げる、というのがいつものアタシのパターン。

けど、iPhoneに関しては、そうなってない。
やっぱり、ランニングコストがかかる、というのはブレーキとして大きい。

いつものように、欲しい理由、購入した場合のメリット/デメリット、そしてコスト、をひとつひとつ挙げれば、おのずと答えは出る(逆に言うと、そういう計算をしないと購入に踏み切れない)。
で、今回のiPhoneの場合は、「コストが見合わない」という答えが出てるのです。
だって、これまでケータイを活用してないから。

けど。

iPhoneって、電子レンジとかクーラとかオートバイとかのように、「こういう基本機能があって、それにこういうオプションが付いてる」みたいな製品とは違う。

以前、「生活を変えた製品」として、ティファールの瞬間湯沸かしポットと、HDDビデオを挙げたことがあるけど、これらは使ってみないとその便利さは分かりにくい。
「ただお湯が速く沸くだけでしょう?」「テープがハードディスクになっただけでしょう?」ということではあるけど、実際に使ってみると、それだけのことでえらく生活が変わった。
よくお茶を飲むようになったとか、テレビドラマや女子バレー中継を見るようになったとか。

iPhoneはたぶん、それとは比にならないくらいの「常時使ってみなければ享受できない何か」がある気がする。
メールができる、ウェブがストレスなく見れる、iPodにもなる、といった「機能」を買うわけじゃなくて、それらによって実現できる、まだぼんやりとしか想像できないあれこれが、おそらくアタシの生活スタイルを変えるんだろうなあと思う。

実はその一部はぼんやりとは想像できていて、それは例えばいろんな情報やデータのシンク(同期)だったりなのだけど、そういうことは、おそらくウィルコム等の他の端末でも可能なんだろうな、と思う。
けど、アタシのイメージでは「こうすれば可能」みたいな、小さなひと手間がある気がする。
iPhoneには、それがない気がする。
きっと、使ってみると、「さすがアップル」な部分が随所に現れる気がする。

なんでそんなに信用できるかというと、信用してるから。
以前からちょこちょこ書いているように、「そういう機能を持たせるなら、これとあれと連携して、こういう場合にもこうなるようになってればいいのに」みたいなことが、過去に何度も「なるほどそう来たか!」という手法で実現されているから。

iPodは、パソコンと連携する携帯音楽プレイヤとしては後発だった。
パソコンで管理している楽曲の中から、10曲くらいを選択して、それをプレイヤへ転送して使う、というのが当時の携帯プレイヤの一般的な使い方。
「そんなの、大容量ハードディスクを積んで、1,000曲くらい(というか手持ちのCD全部分)を転送できるようにするべきだよ(そしたら買うのに!)」とアタシは思ってた。
「ただその場合に問題になるのは、その楽曲を選択するインタフェースだよなあ」と。
そしたら、アップルがiPodなるものを出してきて、「なるほどそう来たか!」な操作性を実現していて、すごくうれしかった。

そいえば、そもそも、マウスってのもそうなんだなあ。

そのアップルが出してきた、「肌身離さず携帯するマシン」がiPhone。
通話もできる。
とりあえず、ウェブ閲覧もメールの送受信もできる。
けど、「ただそれを実現させた端末」ではなく、「肌身離さず携帯するマシンでどうあるべきか」をあのアップルが、がっつり考えて出してきた、それがiPhone。
使わずにいられようか。

おおー、熱い文章になった!
しかも、最後は文章の流れで「使わずにいられようか」になっちゃった。
そうだよねー。
本文にも書いたけど、5GBで5万円だった初代iPodを、「こうでなくっちゃ!」と購入した、その勢いで買うべきよね。
や、iPodは、月々8,000円といった利用料はかからないわけだけど。

上記文章を読む限り、購入までの秒読みが始まった感じ。
あとは、8GBにするか16GBにするか。
あと、一括購入にするか、分割にするか。

…ええと、そいえば何も調べてないのだけど、今から欲しいって言って買えるのかしら…。
もう全部売り切れ?

そんなに熱く語るiPhoneって、一体どんなものなわけ? という方は、以下のビデオガイドをぜひ。
アップル - iPhone - ビデオガイド

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