こらない

2008-06-25(水)

ハイバイ「て」@下北沢駅前劇場にイッテキマシタ

ハイバイ「て」@下北沢駅前劇場にイッテキマシタ(2008-06-22ソワレ)。
「日曜日」「雨」「昼公演」にも関わらず、当日券の列もぐぐーと伸びてて満員御礼でした。

flickr=5096587352

今回が初ハイバイ。
どういう人たちなのか、どういうところから出てきたのか、どれくらい活動してるのか等、あまりよく知らない。
でも、名前をよく聞く気がしたのと、お誘いを受けたので、さっそく。

今はそれぞれが独立してちりぢりだけど、久しぶりにおばあちゃんの家に集まった親兄弟。
兄、弟、姉、妹、というより、それぞれきちっと「長男」「長女」「次男」「次女」というパーソナリティが際立つ。
これが長男であるアタシの胸に刺さる。
痛かったなあ。
何度か、逃げ出したくなった。

気に入らないことがあるとやたらと家族に暴力をふるっていた父親。
耐えていた母親。
そして子ども達。

大人になった今も、長男は長男として、次男は次男として、それぞれ父親に対する感情をためている。
それを取り持とうとする長女。
そして妹という存在。
謝る母親。

それぞれの人のそれぞれの思いが手に取るように伝わってきて、痛い。
何もこんなところでこんな形で、自らお金を払ってこんなものを見なくっても、と思ったり。

ただ、全体の印象は、重かったり暗かったりするわけではなく、神父さんがとんちんかんなことを言い出したりと、新人葬儀屋がとんまな失敗をしたりと、なるほどこういうところが「演劇」だなあ、とか思ったり。

といった感じで、個人的には胸が痛かったのだけど、面白かった。
過去の作品も見てみたいなあと思いました。

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