ある人と話してた際、パスカルズの話題になって、「系譜とか流れみたいな話でいうと、昔、リアル・フィッシュっていうバンドがいてね…」と。
多めの人数で、多国籍というか無国籍というかそんな音で、インスト主体、というと、その歴史の最初に挙げられるのはリアル・フィッシュだと。
その後、別の場所でまた違う人そんな話になり、「あらー、ユウゴくん、リアル・フィッシュは知らないのかー」と。
ということが続けてあったので、「じゃあそのリアル・フィッシュの音源、貸してー」ということになったのだけど、「いいけど、レコードだよ」と。
あら。
そうこうするうちに、昨年、そのリアルフィッシュの全ての音源が、ブリッジの手によって昨年末、再発されましたのでした。
で、さきほど、手元に届きました。
届くまで知らなかったのだけど、5枚組の1万2,000円!
曰く、リアルフィッシュとは、
80年代初頭、日本の音楽シーンに彗星のごとく登場し、元JAPANのデヴィッド・シルヴィアンに、「レコードのプロデュースをしたい!」といわしめた先鋭実力派音楽家集団。新進気鋭のサックス・プレイヤーとして注目されていた矢口博康を中心に、82年秋に結成。メンバーの戸田誠司、福原まり、渡辺等、友田真吾は同時にポストモダン・ポップ・バンド、Shi-shonenとして活動したことでも知られる。大道芸的ポップ、無国籍インスト、早すぎたラウンジ・ミュージック、などと称されたそのサウンドには、映画音楽、イージーリスニング、民族音楽、環境音楽、ミニマル・ミュージック、ジャズ、近代クラッシックなどが軽妙に異種配合されている。無邪気で独創的な音の響きは、今なお特定の音楽ジャンルに帰属することなく、どこまでも自由に、いつまでも新しい。
というユニットだったらしい。
なるほど、確かにアタシが引っかかりそうなキーワードが勢揃い。
メンバーは、上に名前の挙がった5人に、美尾洋乃さんを加えて6人、なのかな。
その美尾さんは、何度かパスカルズのサポートバイオリンで入ってらっしゃる。
で、今、順番に聴いているのだけど、さきほど挙がったようなキーワードを、全体的にニューウェーブでコーティングしたような印象。
土臭さとか泥臭さとかがあんまりない感じなのだけど、そんな表現、人によって言葉の意味が違うから参考にならんな。
いつ頃のリリースなんだろう? と確認してみたら、1984年。
あわわ、アタシ、まだ小学校を卒業するかどうかって頃ですな。
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