『ふるさとは貧民窟(スラム)なりき / 小板橋二郎』を読み終わり、以前途中で放ってしまっていた『サーノ博士のヒーリング・バックペイン』へ。
これ、やっぱり面白いや。
痛快、かも。
副題は「腰痛・肩こりの原因と治療」。
腰痛で苦しんでる人は周りにも多いのだけど、その痛みの原因は「脳」というのがこの本。
以前も書いたけど、『ドグラ・マグラ / 夢野久作』でのアンポンタンポカン博士の演説よろしく、な感じ。
「心」ではなく「脳」と書いてみたのだけど、ここでは「心と身体をとりしきる管制塔としての脳」って感じかなあ。
「心」の方ですごーくイヤなことがある、と。
そうすると、脳が「それについて考えなくて済むように、身体のどこかに異常(痛み)を起こさせよう!」と指令を出す、と。
以前は、その標的は「胃」だった。
そいえば昔は、胃薬のCMってすごく多かったなー。
「原因はストレスですねー(=原因はよく分かりません)」と言われるものの筆頭は胃痛だった印象。
で、そういう人が減って、代わりに腰痛の人が増えてる、と。
ほほーう。
今んとこ、腰痛の原因がストレス、とは言われてない気がする。
いや「腰が重い」程度だったら言われたりすることもあるかも知れないけど、みんな寝たきりになったりしちゃうくらい重症なわけで、それを「心が原因です」みたいに言ったら、相手は怒りだしそう。
よく耳にするのが「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」。
あんまりよく知らないけど、骨と骨の間の軟骨みたいなのが押しつぶされて飛び出てるんだっけ?
そんでその飛び出たやつが、神経を圧迫して、足腰が痛い、とか。
著者曰く「神経が圧迫されたり傷ついたりした場合に起こるのは、麻痺なんですけどー」。
あと「もしそうなら、なんで調子が良かったり悪かったりするの?」と。
「っていうか、実はそういう変形や老化は結構早い時期(20歳くらい)から始まってるのにー」とも。
まだいろいろ書いておきたいこととか、自己フォローしておきたい部分があるのだけど、またあとで。
コメント