こらない

2006-11-17(金)

待機電力

先日、『愉しい非電化—エコライフ&スローライフのための』 - こらないで紹介した『愉しい非電化 / 藤村靖之』を入手。
まだ最初の数ページを読んだだけだけど、面白い。

自分がオトコノコだからなのかどうなのか、「効率」って言葉は好き。
あと、メリット/デメリットのバランス、いやカタカナにすることはないか、損得勘定ってのも働く。

地球とか環境とかエコとかってことはいったん置いておくとして、「2倍の無駄が出るけど、2倍ラクチン」なら、まあいいか、みたいなところはある。
もっと現実的にお金で換算すると、「5倍ラクチンになるんだったら、2倍の価格でも良しとする」とか。

けど、この本を読んでると、「1.2倍ラクチンになるために、500倍くらいの無駄を出す」みたいなことが、日常的に行なわれてる例に驚く。
すごく分かりやすくて面白かったのが掃除機で、「顔の10cm前にチリ屑を置いたとして、フッと吹いて動かすのは簡単。ではこれを吸って動かすとすると…」とか。

で、待機電力。
テレビやビデオデッキが、OFF状態であるにも関わらず、リモコンからの信号を受けるために消費する電力のこと。

これまで待機電力のことを耳にする時って、「こまめにコンセントを抜けば、年間数千円を節約できる」っていう「お金節約」な文脈が多くて、あんまり興味がなかった。
これが、「日本全体で、待機電力に使われてる電力量は原発数基分」と言われると、ちょっとうなる。
で、「例えばこんな風に無駄(効率的でない)」と提示されると、結構うなる。

意外、というか「そいえばそうか」と気付いたのが、携帯電話の充電器。
携帯電話をポンと置くと、充電が始まる、あれ。
あれも待機電力を食ってる。
携帯電話以外でも、似たような充電器がいくつかあるのだけど、それも全部そうか。
それはなんか、確かに無駄だ。
電気だと目に見えないからあれだけど、これが水だとして、「待機」してる間も、充電器がちょっとずつ水を飲み続けてると思うと、もったいない気がする。
なるほど、ちょっとイメージできた。

ならば、それぞれ、使わない時は電気を供給しないようにしよう。
けど、コンセントを抜くのはたぶん面倒。
ということは、スイッチ付きの電源タップが必要ってことだな。

アダプタものが多そうだから、↓こういうのも要るかもなー。

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  • update: 2011-03-23

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