こらない

以下とっても尾籠な話につき、お食事しながらの朗読をお勧めします。

正月実家巡り中のアタシの胃におさまった献立。
1月1日、分厚いステーキ。
1月2日、こってり焼き肉。
1月3日、トンカツ。
加えて12月30日にもトンカツ。

普通なら「久しぶりに実家に帰って、いろいろ食べさせてもらったぜい、ゲフー」で済むところなのだけど、アタクシ12月31日の年越しライブを見ている最中にみるみる関節が重くなり、「あ、こりゃ風邪だ」と。
今冬の風邪は腹にくるらしいじゃないですか。
そんな中、上記メニュにより、アタシの腹の中は肉、肉、肉、油、油、油。

どうも、完全にお腹がおかしくなってしまったらしく、ものすごい膨満感。
だけならまだしも、兵器かと間違うような強烈な匂いの屁。
いや、それだけならまだしも。
それと同等の威力を持つゲップが次から次へと。
「ゲプッ」なんてかわいいもんじゃなく、「ゴポゲフッ」と、なんだか肥だめが発酵してるかのような酷いやつが。
あれだ、ニンニクたっぷり漬けダレに漬け込まれた焼き肉。
あれがなんだかものすごいことになってござる。
しかも、屁もゲップも、狂ったように出る。
狂ったような量と回数出る。
なんか、アタシの腹が毒ガス生成器みたいになってる。

これで下痢にでもなればそれはそれですっきりしそうなのだけど、そうならない。
出そうと思えば出すことが可能で、出してみたところ、ねっとりべったりとした粘性の高いものが。
そのままろくろで整形して火を入れれば、立派な焼き物ができそうな。
これがまた便器にへばりついて、流れやしねえ（帰京時の新幹線の中でのできごと）。

はっ、もしや。
アタシの腸の内側は、こんな感じのものが、それはそれはねっとりべったりへばりついているのでは…。
なんて不愉快な。
ああ、肛門にホースを突っ込んで、洗い流したい。

は、待てよ。

さっそく「腸内洗浄」でネット検索。
おー出てくる出てくる。
へー、腸内洗浄ってダイエットやら美容の文脈で語られるものなのね。
ダイアナ妃、ナオミ・キャンベル、マドンナ等のセレブも云々ですって。
セレブ好きなアタシとしては、ぜひともチャレンジしなくては。

というか、そうか、お家でできるのね。
面倒なのでちゃんと読んでないけど、コーヒーで洗浄したりもするらしい。
で、そういうキットも売られているとか。

やってみますか。

さっそく職場帰りに薬局へ。
店内をぐるり見渡すも、それらしきものはなし。
2件目もなし。
さすがに店員に訊く勇気はなし。

その晩、やはり腹が張っちゃって苦しくてなかなか寝付けない。
そもそも昼飯は食えなかった（けど夕飯は食べた）。
自力でチャレンジしてみようと部屋中を漁ってみたけど、うまいこと肛門にお湯を注入できるような器具がない。

そして今朝。
まだ屁が臭い（ゲップはおさまった）。
腹もパンパンなまま。

今日、別のドラッグストアものぞいてみようかしら。