こらない

2005-06-03(金)

エシレ・バター

昨年秋のフランス旅行時にマルシェ(朝市)で買って食べたエシレというバター。
これがたいへんにおいしかったので、また口にしたいなーと思って検索。
あったにはあった。
片岡物産セレクト・フーズ・マート:エシレ

有塩/無塩ともに、250g×2個で4,725円。
えっ?!

日本のスーパー等で目にする、例えば雪印バターなどの一般的なサイズが200g。
上記のエシレバターを200gに換算すると…、1,890円。
高ー!

いや、これは化粧箱に入ったタイプ。
もっと普通の簡易なケースに入ったものは?とたどり着いたのが明治屋ストアーこだわり食材:乳製品
100gで903円。
ということは、200g換算では1,806円。
変わんないじゃんよー。

現地フランスではいくらだろう?と、いろんな人の旅行記や日記の隙間を探ってみると、100gで1.29ユーロ(1ユーロ=135円で174円)とあるので、200g換算で348円くらい。

そうして検索しているうちに見つけたのが、駐在員レポート平成14年6月号「レトゥリー・デシレ社 社長との面談結果」というページ(平成14年=2002年)。

現在、日本に輸出されているのはバターのみで、卓上バター(Beurre doux)の場合、工場出荷額は1kgにつき7.31ユーロ(約850円)だが、日本市場での小売価格は50g入りで350円、250g入りで1600円となっており(価格の高騰は関税に負うところが大きい)、これは国産バターの6〜7倍に相当する。

日本のバター輸入の自由化は1995年4月からのようですが、でも関税が高いのか。

ちなみに、カルピスを製造する際の副産物として作られるという特選カルピスバターは、ネットでざっと検索すると450gで700〜800円ぐらい。
800円だとして、200g換算で356円。
おおっ、安く感じてしまう。
ちなみに、こだわり食材:カルピスバターには、通常の「特選カルピスバター」の他に、エシレ同様の発酵タイプである「カルピス発酵バター」、そしてもうひとつ「特選高濃度カルピスバター」というものもありました。

なにも「フランスから空輸」なんていう莫大なエネルギーを使わなくても、国内でおいしいバター、ありますよね。
どなたか「だまされたと思って、いちどこれを食べてみなさい」というオススメをお持ちの方、いらっしゃるかしら。

コメント