少年王者舘ノ函

松本雄吉(まつもとゆうきち)

  • 作成: 2017-05-03
  • 更新: 2019-04-17

プロフィール

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1946年熊本県生まれ。大阪教育大学で美術を専攻。70年「日本維新派」結成。以来、初期数作を除くほぼ全作品において脚本・演出をつとめる。87年「維新派」に改名。野外に劇場を建設し、「ヂャンヂャン☆オペラ」と名付けた独自のスタイルで公演を行う。98年「王國」から始まった漂流3部作シリーズ第2段「水街」が、2000年3月、オーストラリア・アデレードフェスティバルのメイン公演として招聘され、成功を収めた。現在、秋の本公演「流星」を構想中。

季刊誌『劇の宇宙』第8号2000夏より

劇団「維新派」主宰、劇作家の松本雄吉さんが死去

 壮大な野外劇で知られる劇団「維新派」の主宰で劇作家の松本雄吉(まつもと・ゆうきち)さんが18日午前3時25分、食道がんのため大阪市の病院で死去していたことが19日、分かった。69歳。熊本県出身。葬儀・告別式は劇団の有志で営んだ。後日、大阪市内でしのぶ会を開く予定。

 1970年に大阪で劇団を旗揚げ。屋外の特設舞台で実験的作品を上演し、注目された。白塗りの役者たちによる関西弁を生かした「ヂャンヂャン☆オペラ」という独特の様式を確立した。せりふを単語に解体し、一定のリズムに乗せて連ねる手法が特色。都市や移民、漂流をテーマにした野外劇が高く評価された。

 大阪南港などの都市部の空き地や、琵琶湖畔、瀬戸内海の犬島(岡山市)など、国内外の多様な場で公演を続けた。舞台「呼吸機械〈彼〉と旅をする20世紀三部作#2」で2008年度の芸術選奨文部科学大臣賞。11年に紫綬褒章を受けた。

劇団「維新派」主宰、劇作家の松本雄吉さんが死去 - おくやみ:日刊スポーツ

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