イッテキマシタ1998 |
1998.12.31〜1999.1.1 たまプレゼンツ年越しライブVOL.2「トーキョースットンキョー」 於:吉祥寺「Star Pine's Cafe」
事前の情報では、混むということだったので、直前まで行くかやめるか迷っていました。が、やっぱり行ってみました。そしたら当日券だけど座れました。それなりに混んでましたが。立ち見はつらいよね。長丁場だし。まずは出演者から。しょぼたま→ラジオバンド→あらきなおみ+宮崎貴史→うずまきまずう(小川美潮、近藤達郎、大川俊司、佐藤一憲(板倉文は急遽欠席))→ワタナベイビィ(渡辺慎 from ホフディラン - 飛び入り)→<年明け>→エコーユナイト→大谷シロヒトリ(飛び入り)→原マスミ+たま→たま。しょぼたまは相変わらず。ちなみにしょぼたまとは、たま現メンバー3人のみによる、おもちゃ楽器等を用いたチープな音でたまの曲を演奏するユニット。ラジオバンドはしっかりと轟音で聴かせてくれた。キーボードのアキラさんも自らボーカルをとる。はじめて聴いた、アキラさんの歌声。巻舌ちっくな歌いっぷり。あらきなおみさんもボクははじめて。以前、滝本さんと一緒に「かえるくん」という曲を演った方らしい。ボクは「あかね」の方が好き。そういう比べ方ぢゃないか。さふちんはこの人の声質をかなり気に入った模様。「うずまきまずう」というか、小川美潮さんもボクは生でははじめて。以前は「はにわ」のビデオで見た。かわいかった。さて、2日前には武道館でコンサートを行なったという大物「ホフディラン」のワタナベイビィの飛び入りステージ。おなじみ、「ケータイPHS、じゅーいちけたー」をたまと一緒に披露。その他数曲歌う。そうそう、忘れてはいけないのが「たま」を脱退した柳原さんの突然の出演。といっても声だけ。それだけでもすごいことかも知れないが、実はからくりが。この日は出し物の間にFM武蔵野を流していたのだけど、その中で偶然柳原さんが出演していたのでありました。ただ、それだけ。まさか柳原さん、自分の声が「たま」の企画ライブで流れているとは夢にも思わなかったでしょうねえ。まあ、そうして年越しへのカウントダウンを行ない、みなでクラッカーを鳴らして祝いました。年明け一発目はエコーユナイト。ボク、エコーユナイトが今日本で一番かっこいいバンドです。確信しました。エコユのドラムが好き。もちろん他も好き。エコユのあとにまた飛び入りがあり。なんと富山から大谷シロヒトリの登場。ギター片手に数曲歌う。大谷さんが歌うの生で見るのはぢめてかな? めっちゃ色男です、大谷さん。そして原マスミ&たまのライブへ。ボクは原さんは弾き語りがいちばんなのですが、その次がいつものバンド形態、そして3番目がこの「たま」ヴァージョンですね。たまヴァージョンは結構音がチャカポコしちゃって、ボクはそれがいまいち原さんに合ってない気がするのです。合ってる曲もあるのですが。そんでトリは我らが「たま」。なんか貫禄なるなあ、とか思った。余裕があるというか。これだけ楽しめて5000円は安いですね。そうだ、ラジバンのアキラさんにはじめてあいさつしました。ついでに宍戸さんともお話しする。宍戸さんの家のとなりに住んでいた竹川くんのことは宍戸さん覚えておらず。
1998.12.26 日本総合悲劇協会(ニッソーヒ)VOL.2「ふくすけ」 於:三軒茶屋「世田谷パブリックシアター」
日本総合悲劇協会と大人計画の関係というのは、ボクは知らないのですが、このニッソーヒというのは作・演出が松尾スズキであるのだし、大人計画の別ユニットとみてもいいのだろう。というわけで、ボクにとってははぢめての松尾演劇。きっとどこかにも書いたのだけど、ボクは演劇が苦手です。「台詞を与えられて舞台で演じる」ってのが肌に合わないんです。で、まず「維新派」。「維新派」は演劇を見に行ってるという感覚はボクにはないです。「維新派」を見に行ってるんです。では、「少年王者舘」。さすがに王者舘は「お芝居」って感じはしますよね。いえ、ボクはしないんです。「お芝居くささ」ってのは感じないんです、王者舘からは。で、今回のニッソーヒ。これ演劇なんですよね。それでどうしてもひいてしまうところがある。面白かったです。ちょっと高かったけど、その金額分楽しませてもらった気はします。けど、すごくお芝居って感じで、そこがもうボクにとっては気恥ずかしいんです。まあですから、面白くなかったわけではないんです、という誰かに言い訳してるような感想です。大人計画以外からのゲストでは(これはニッソーヒだからゲストではないか…)、銀粉蝶、犬山犬子(ナイロン100℃)、片桐はいりなんて方が出演されてました。
1998.12.18 あがた森魚ライブ「プラネッツ・アーベント」 於:池袋「サンシャインプラネタリウム」
あがたさんのプラネタリウムでのコンサート。どうやら恒例のものらしい。演出は林海象さん。セットも幾分凝ってる。あがたソングを聴きながら、次第に陽が暮れていき、やがて真っ暗になり、空に星々がきらめいて星座をつくるのは、ちょっと贅沢な気分。ボクの好きな「スターカッスル星の夜の爆発」も王者舘の天野さんの好きな「冬のサナトリウム」も演ってくれた。また、曲の途中で、プラネタリウムの天井に来年公開予定だという、あがた監督映画「渚のロキシー」からのカットや、何故か維新派の「ROMANCE」で劇中上映された映画なんかのシーンが流れました。1999ネン3月には幻の名作「永遠の遠国」も3枚組CDで復活するらしいです。楽しみ。
1998.12.13 「さねよしいさ子ライブ」 於:下北沢「ラ・カーニャ」
ピアノと「うた」だけのシンプルなライブ。何度もいいますが、ボクはシンプルなライブの方が好きです。ボクの中では平成の歌姫はさねよしさん、昭和の歌姫は戸川純かな、今のところ。そして、ゲストが。最初のゲストは王者舘を去ってしまったダンサーというか踊り手「石丸だい子」さん。彼女のダンスは天才的。ボクは舞踏もダンスもそれほど見てないのだけど、ある人は「世の前衛と呼ばれるダンスを演っているダンサーにこの石丸の踊りを見せてやりたい! 君らのやっているのは前衛でもなんでもないことが分かるだろう!」と言っていた。でも、石丸さん、こういったサブでの扱いはボクは好きではない。メインで踊ってほしい。いや、もちろん王者舘で見たいというのが、本音。しかし、彼女も何かの思いがあって王者舘を離れてやっていうrのだと思う。がんばってほしい。あっ、さねよしさんのライブでした。で、次のゲストは元・割礼、現・ラジオバンドの宍戸幸司さん。ボクは宍戸さんのライブハウスに響き渡るギターの轟音と澄み渡った声のバランスが好き。なのに、すごいちっちゃな音でギター弾いてて…。そういう演出だったのでしょうか? とても残念。がっかり。いつもの轟音のギターに、さねよしさんのヴォーカルがどう聴こえるのかが楽しみだったライブなのに…。会場ではさねよし監修の宍戸本「かっぱくん」が売ってありました。300円。
1998.12.13 山本容子展「Angel's Eye」 於:新宿「伊勢丹美術館」
ボクはあまり知らない方だったんですが、さふちんに連れられていきました。銅版画家さん。小説なんかの挿し絵を書かれていたり、絵本を出したりしていて、最近では、もっと幅を広げていろいろなことに挑戦しているらしいです。実際見てみると「ああ、このタッチ見たことあるある」ってな感じでした。この人の大ファンであるさふちんは、即売展示場にて、この方の犬の版画を購入なされたのでした。
1998.12.10 少年王者舘「マッチ一本ノ話」 於:下北沢「ザ・スズナリ」
3回目の観劇。そして3回目の感激。なんちて。会社が6:00p.m.までで、しかも入社したてなんで、6:00p.m.きっかりに帰ることができないため、今日の楽日の公演は見逃す予定だった。が、会社のパソコンで沢田まことさんの王者舘サイトを見ていたら、いてもたってもいられなくなり、ダッシュで下北沢へ。そして、奇跡的に公演開始に間に合う。ああ、神様ありまとう。ボクは王者舘の公演を見ると、自分でもよく分からないところで涙を流してしまうのですが(これが中毒になっている)、さすがに同じ芝居を3回も観るとストーリーも分かってることだし、涙は出てこない、とみるのが一般的じゃないだろうか? ボクは自分でそう思っていた。が、3回も観て先が分かってるからこそ、涙がとまらないのでした。しかも前2回では泣かなかった集団ダンスのシーンでも涙が止まらない。王者舘の芝居をコトバで説明するのはムツカシイ。見るものというより感じるものだ。ただ、感じるだけでいい。しかし、それだけではもったいないくらいの細かい仕掛けが施されている。なので、何回も足を運ぶことになるのだ。その細かい仕掛けとは、たとえばピーターグリーナウェイのそれにも近いかも知れない(最近のグリーナウェイ作品はつまらないけど、昔のやつね)。そういえば、王者舘の芝居にはグリーナウェイ作品の音楽を担当していたマイケル・ナイマンの音楽が非常に効果的に使われている。今回の芝居で流れた「ゴリッパー、ラララ、ゴリッパー」の音楽もナイマンの曲を早まわしにしたものだそうだ。天野さんにはこの曲が「ゴリッパー」にしか聞こえなかったらしい。なんだっけ? そう、とにかく芝居を観終わったあとには、解読という楽しみが待っているのだ。解読ができなくても大丈夫。ちゃんとそのためのサイトも用意されている(リンクのページから「少年★電報」に飛ぼう)。
1998.12.5 少年王者舘「マッチ一本ノ話」 於:下北沢「ザ・スズナリ」
2回目の観劇。そして2回目の感激。なんちて。名古屋よりぐんと良くなってる。完成度が高いと前に書いたけど、さらに細かいところが改良されていた。これで、今度の5月の名古屋公演まで、王者舘はおあずけかと思うと、ちと哀しい。いやかなり淋しい。
1998.12.5 少年王者舘「マッチ一本ノ話」特別座談会 於:下北沢「ザ・スズナリ」
参加者は、鈴木翁二(漫画家)、山田勇男(映画監督)、あがた森魚(シンガーソングライター)、知久寿焼(シンガーソングライター)、そして天野天街(少年王者舘主宰)。進行役に水谷雄司氏。ボクにとっては神様のような人たち。それがこんなところに一同に会しているなんて。しかし、座談会はちいとも盛り上がらず、知久さんにいたっては、「おねしょですか?」くらいしか話してない。ボクは翁二さんは漫画はいっぱい持ってるけど、実物を見るのははぢめて。ふつうは、はぢめてじゃないか? 結構お客さんに気をつかってしゃべる方だったのが意外だった。座談会の中にいろいろな作品の話が出てきて、とても興味深いので、あとで目を通してみよう。
1998.11.21 少年王者舘「マッチ一本ノ話」 於:名古屋大須「七ツ寺共同スタジオ」
前々回「それいゆ」を見逃し、そして前回の「OSHIMAI(くだんの件)」は特殊な2人芝居だったので、純粋な王者舘のお芝居を見るのはいったいいつぶりなのだろう? 完成度が高かったなというのが第一の感想です。王者舘は往年の役者さんが抜けて新人さんばかりの時期があったのですが、そのときにちょっと「お芝居臭く」感じた時がありました。ところがそのとき新人顔だった方々が今回すっかり「王者舘の顔」として、きっちり舞台に立っていて、それがとてもボクはうれしかった。水谷雄司さんのお子さま隊隊長はもう見ることができないのか!と、くやんでいたボクでしたが、今回の水谷ノブさんの隊長を見てとっても安心しました。だって面白かったもん。あと失礼にも「新人さん」とひとくくりにしてしまっていた方々も今回は全員「個」として光を放ってました。ゴロさん目が放せませんでした。松宮さん大好きです。夕沈さんのおかげでこれからの王者舘が益々楽しみになりました。東京公演が終わってないのでとりあえずお芝居の内容にあたりさわりのないことを書いてみました。さて打ち上げの話。天野さんって「いぢわる」な人だとずっと思ってたのですが、めちゃくちゃ気イ遣いな方だったんですね。コトバという不自由な枠の中で会話を楽しむ、そして苦しむアマノさんがとても印象的でありました。目の前で珠水さんの表情演技指導を見せてくれたりして大サービス。おまけに舞台美術を担当した水谷雄司さんによるセットに書かれた落書きの説明ショーも開かれ大満足。そして「象」と記念撮影。夢のような打ち上げでしたのでありましてございました。
1998.11.12 あかねライブ「忘れない」 於:吉祥寺「マンダラ2」
「あかね」を観るのは何年ぶりだろう? このHPができてからは行ってないみたいなので、2ネンは行ってないと思う。そもそも「あかね」のライブ自体がとても久しぶりのはず。ボクは名古屋在住時代によく東京へ来ては「マンダラ2」に足を運んだのですが、その目的は主に「あかね」を見るためだったのでした。はぢめて「あかね」を見たときに最初の曲で号泣しまして・・・。それ以来ファンです。今回はだいぶ編成が変わってました。チェロの坂本さんがいないのは、なんとなく仕様がないかななんてあきらめもついたのですが、くす美さんがいないのは哀しかった。やっぱパーカッションはあった方がいいなあと思う。今日気付いたのですが、ボクはあかねさんの手の動きが好きです。ギュッと握り締めることなく、曲に合わせてふわふわと浮いています。ライブ終了後、「ウルトラ」というミニコミの4.5号と、あずささんの絵本を買いました。あと、あかねさんの直筆の詩集というのも予約してきました。早くまた「あかね」ライブに行きたい!(そうそう今日ライブハウスに入る前に「くじ」をひいて、なんと大当たりで、今日のライブは無料でした! ラッキー)
1998.11.1 「滝本晃司ソロ-夜の部」 於:吉祥寺「マンダラ2」
サポートメンバーはチェロの坂本さんとキーボードの斉藤さん、そしてヴァイオリンの平松さん。坂本チェロ入りの滝本ソロは久しぶりだったようで、大満足。ヴァイオリンはどうかな? ボク、ヴァイオリンの音ってもしかして苦手?
1998.10.24 維新派1998年秋公演ヂャンヂャン☆オペラ「王國」 於:大阪南港「ふれあい港館広場」
今年もイッテマイリマシタ!東京から8人、レンタカーを借りての大ツアーでした。他の土地(名古屋・大阪・京都・奈良・高知)の人も誘って、現地で集合。総勢16人での「同窓会」なのでした。今年の維新派の舞台は「空中」でした。お芝居のほとんどが空中で行なわれてました。つまりヤマダイの上が多く、ぢめんに下りたと思うと今度は回転舞台の底に入っていく。この回転舞台がまたものすごくデカイ。直径18メートルとか言ってましたっけ?(ちょっと不確か)。で、いちばんかっこよかったのがやっぱりオープニング。何十本もの丸太がそそり立つ上に次々に少年たちが登場し、維新派ラップではじまったのですが、これがすげーよかった。回転舞台の上に役者が入れないため、いまいち物足りないとこがあったのですが、ラストシーンはきれいでしたね。背の高い回転舞台だったので、その下側をもっと活用して欲しかった、なんて欲もあったりして。ほんの少し物足りなさのあった今回の公演だったのですが、まだまだ進化し続ける「維新派」からは、これからもやっぱり目が離せないな、と思いました。
1998.10.11 「あがた森魚&ADOKIN with セサール・オルキン」 於:新宿「新宿ルミネホールACT」
アドキンは結成3年になるタンゴのバンド。セサール・オルキンはバンドネオン奏者。生のあがたさんを見るのははぢめて。随分老けてしまわれたのだなあ。でも全身でうたうあがたさんは素敵でかわいい。今回はタンゴライブだったのですが、タンゴじゃないあがたさんの曲も聴いてみたいです。ボクのすきなのは「スターカッスル星の夜の爆発」です。
1998.9.26 少年王者舘「OSHIMAI」 於:新宿「タイニイアリス」
前に公演した「くだんの件」の再演。2人芝居なんでいつもの王者舘っぽくはないかな。それでも随所にかくされたネタはどれも秀逸。登場人物をはじめ徹底的に「2」にこだわっていたり、ヒトシくんはヒト+牛=件だったり。ヒトシくんとタロウくんの名前を合体させると「夢」になったりと・・・。とてつもない天野ワールドがかくされていたのでした。
1998.9.21 小松亮太とピアソラゆかりの巨匠たち「ブエノスアイレスの夏」コンサート 於:新宿「東京厚生年金会館」
こんな広いホールでコンサートなんてのを見るのって久しぶり。年令層も高いし。で、ライブハウスほど音圧も高くないのね。耳にうるさくない。でもバンドネオンは耳にうるさい方がよかったな。小松亮太さんはバンドネオン奏者。しかもバックにアスツル・ピアソラゆかりの人々を従えての演奏。かっこよかったです。でも音が耳にうるさくないので寝そうでした。寝なかったけど。
1998.8.23 「原マスミ」ライブ 於:渋谷「CLUB QUATTRO」
ひっさしぶりの原マスミのライブのバンドヴァージョン。ボクはやっぱり弾き語りヴァージョンが好きなのですが、バンド編成もなかなかによい。ヴァイオリンの太田恵資さんが光ってました。ゲストもありで満足。
1998.8.22 ナイロン100℃ 15th SESSION「フローズン・ビーチ」 於:新宿「紀伊國屋ホール」
女4人だけが出演の「フローズン・ビーチ」。そりゃまあ面白いのだけど、やっぱりギャグだらけのが見たいというのが素直な感想なのですね。でもナイロンさんって舞台とかチラシとかビデオとか実にきれいにつくってらっしゃるのね。感心します。
1998.8.2 John Zone's コブラ「大熊亘部隊」 於:渋谷「LA MAMA」
はぢめての「コブラ」。なんかねプロンプターって呼ばれる人がいて、この人が指揮者なんだけど、10種類以上のプラカードをもって10人くらいの演奏者に指示を出して曲を即興でつくっていくの。当然プラカードにはそれぞれ意味があって、演奏者自身もいろいろと希望をだせるの。例えばグリーンのバンダナを頭に巻くとか、こぶしをふりあげるとかして。そんでそういったルールにのっとって演奏するこの形態を「コブラ」って呼ぶんですよ。で今日はそんなコブラの「大熊亘部隊」なのでした。チェロの坂本弘道さんとかボイスパフォーマーの巻上公一さんとかバイオリンの太田さんとかまあ様々な方々がいらっしゃいまして、それは素敵な「コブラ」初体験でした。この先も様々な部隊での「コブラ」が予定されてまして、ぜひ他の「コブラ」も体験してみたいボクであります。
1998.7.30 弾き語りソロ×3「吉野勝巳」「宍戸幸司」「鎌田ひろゆき」 於:吉祥寺「マンダラ2」
ひとりめの吉野さんって方はまあよかったです。好きでも嫌いでもないです。で、お目当ては「ラジオバンド」の宍戸さんなんですが、これがすばらしくよかった。実は今年のボクのみたライブの3本指に入るすてきな音だったのでした。弾き語りライブなんですが、もちろん宍戸さんはエフェクトぎんぎんの轟音で、それがとても心地よいのです。知久さんがソロでよく歌われる「キリストは馬小屋でうまれた」とか、さねよしさん作詞の歌(2曲)とかもあってよかったですよ。そうそうさねよしさんも見にきてました。あいかわらずちっちゃくてかわいらしい。トリの鎌田さんなんですが、ボクこーゆーのはとても苦手で途中で帰っちゃいました。ごめんなさい。という名古屋出身3人のソロでした。
1998.7.26 「たまの暑中見舞い」 於:新宿「紀伊国屋ホール」
ひさしぶりのホールでの「たま」。最近のたまはテクノびているようなのですが、その影響か知久さんのギターもエフェクトがかかっていたりして、ボクはあくまで生音の方がおもしろいのにとか思っているのですが、いかがなもんでしょう。ただテクノびた曲の出来はなかなかよくて、気にいってますのです。
1998.7.17 「INDIA EXPRESS」 於:下北沢「北沢タウンホール」
アミットロイさん率いる弟子の方々とアミットロイさんのコンサート。あんなでかいホールに客がうまるのだろうかと心配だったが、立ち見がでるほど大盛況。お友だちの北田まことくんの演奏は、遅れていったため聞けなかったのですが、タブラの掛け合いとか口でタブラの音とかを表現するのなんかはとてもおもしろかったです。で、やっぱりアミットさんは1音目からお弟子さんとは違って、その違いを見せつけてました。
1998.7.5 ソロ×3「坂本弘道」「柚楽弥衣(ゆらやよい)」「谷口正明(旧少年マルタ)」 於:吉祥寺「マンダラ2」
坂本さんのチェロは激しく壊れまくり(音が)だったのですが、今度はフツーのが見たいなあなんておもいました。「月猫」という曲がボクは好きです。あと「ぼくはいまふかい夜」。柚楽さんはおっぱいがあらわで、もうそこばっかり目がいっちゃって、おじさん困っちゃいました。アジアな歌姫かと思えば後半ハウスな歌姫に変身して楽しかったです。あと変な楽器(ブーブー吹くやつ)が登場してそれがよかった。谷口さんのギターさばきは、ボク大好きで真似しようとしてるんですがなかなか難しいです。そしてその歌いっぷりは絶対まねできないのでした。
1998.7.3 「東京グラフィックスフェア」 於:有明「東京ビッグサイト」
去年までは「伸びゆく軽印刷展」という名前でしたが、なかなか伸びゆかないので今年は「東京グラフィックスフェア」となりました。とくにおもしろいものはありませんでした。Adobe Photoshop5.0Jは履歴がとれて使いやすそう。
1998.7.2 「Windows World Expo 98」 於:幕張「幕張メッセ」
会社の関係でいったのですが、つまらなかったです。というかもうボク展示会嫌いなんです。つかれるし頭痛になるし。情報は雑誌の方が簡潔でよいです。
1998.6.29 ナイロン100℃サイドセッション#6「φ(ファイ)」 於:中野「ザ・ポケット」
オープニングの「ローソンの店員」がいちばんおもしろかった。今回は振付けに「珍しいキノコ舞踊団」の井出雅子さん、かぶりものオブジェにヨシタケシンスケさんを向かえた公演で「石丸おどり」の振付けとして少年王者舘の石丸だい子さんも入っててそんで出演もされてました。当日券のため桟敷席で舞台ぎりぎりのところで見てたんですがそうなると目の前30センチくらいのところに役者さんがいたりしてどきどきしました。
1998.6.28 新横浜ラーメン博物館 於:横浜
こんなとこにわざわざ書く程ぢゃないと思ったけどやっぱり書く。だってあまりにも「維新派」な世界なんですもの。なんかね終戦直後っていうか昭和初期っていうか、そのころに生きていないのでよく分かりませんが、そういったころの路地をけっこう忠実に再現してあって、そのなかに本物のラーメン屋があるんです。入った瞬間「維新派か!」って思った。「こむらさき」ってとこのラーメン食べたのだけどおいしかった。そんでアイスキャンデーも食べたのだけど、これがまた最高でした。
1998.5.27 「たま月例会」ライブ 於:南青山「南青山マンダラ」
なんだか久しぶりの気がする「たま」。久しぶりなのかな? 久しぶりなだけにはぢめて聴く曲も多く楽しんできました。最後の最後にとんだハプニング(?)もあって、そのへんやっぱり「たま」のライブって感じで満足です。なんかね、アンコールで石川さんだけステージにいて、他のメンバーは客席にいっちゃたの。で、そのまま「どっこいしょどっこいしょ」と「まちあわせ」を歌ったのでした。
1998.5.24 ハーグ市立美術館所蔵「モンドリアン展」 於:渋谷「Bunkamura ザ・ミュージアム」
モンドリアンの有名な「コンポジション」に至る前までの、つまり具象から抽象へ移り変わるあたりの作品をあつめた展覧会。展示数はすくなめだったけど、だからこそ分かりやすくてボクにはよかったです。でももうちょっと「有名どころ」が見たかったかな。モンドリアン好きのさっちゃんは「自画像」のレプリカを購入しました。
1998.5.17 森村泰昌[空装美術館]絵画になった私 於:木場「東京都現代美術館」
森村さんの初の大回顧展。初期の頃からの例のおなじみの「泰西絵画になりすましたセルフポートレート」がずらーっと並んでました。でね、行ったらさ、森村絵画をたくさん所蔵していることでもおなじみの原美術館のシールをつけた方々に、なんと森村さんご本人がギャラリートークされてて、しかも全作品を懇切丁寧に実物の前で説明しちゃったりしてて、それにくっついてまわったりできちゃって、ラッキーでしたのでした。しもかよ、最後は生声アカペラで森村さん作詞作曲で歌っちゃったりなさっちゃて、お得でしょ。なんか物販コーナーでCDなんかも売ってたのを見ると、結構うたうの好きみたいね。いやでも、どの作品もだけどあんなに実物がデカイとは思いませんでした。たて4mとか。おもしろかったっす。
1998.5.16 柳宗理-戦後デザインのパイオニア- 於:池袋「セゾン美術館」
戦後、日本の工業デザインを支えてきたといわれる柳宗理(やなぎ・そうり)さんのデザインした建築物とか食器とか椅子とか文具とかが展示してあって、なんか名古屋でみた「グッドデザイン展」みたいでよかったです。デザインの中では工業デザインがいちばん興味深いんだなあ、ボク。
1998.5.10 さねよしいさ子円形音楽会 '98 於:青山「青山円形劇場」
1年経ってまたこんにちわの、円形音楽会。今回観に行ったDプログラムは、ジャズピアノの佐山雅弘さんとヴァイオリンの中山俊博さんとのジョイント。で曲がスタンダードばかりでさねよしオリジナルは少なかったのだけど、ジャズの佐山さんって人がそれはもうすごいテクニシャンさんで、かっちょよかったです。前も思ったのだけど、楽器のプロって観て分かるでしょ。もうどんなに自分が練習しても太刀打ちできないな、プロはすごいな、って。で、さねよしさんのライブへ行くと、「ボーカルのプロってば、こういうのをいうのね」って思ってしまいますのです。あれはどんなにれんしうしても太刀打ちできない。いやボク音痴だから、どーせだめなのですけど。今日はなんと割礼の宍戸さん、遊機械全自動シアターの白井さん、ハイポジの近藤さんなんかが客席におられました。
1998.4.5 echo-u-niteライブ 於:吉祥寺「MANDA-LA 2」
ほんっとに久しぶりのエコーユナイトさんで、そういえばベースに滝本さんが入ってからははぢめて。エコーユナイトってほんっとかっこいいな、といつも思いますがやっぱりかっこいいでした。ひとりひとりがプロっていうのがよーく分かって、その演奏の余裕とかがすごくかっこいいです。チェロの坂本さんがちかじかネット進出らしく、「チェロの出てくる映画特集」なぞ目論んでいるそうな。たのしみ。
1998.4.4 藤森照信の「野蛮ギャルド建築展」 於:南青山「GALLERY 間」(TOTO乃木坂ビル)
赤瀬川原平さんの「ニラハウス」や「タンポポハウス」などでおなじみの藤森照信さんの展覧会。「ニラハウス」の屋根の再現やラフやメモ、設計図や模型、スライドの上映などあって盛り沢山でした。この前、西山が大学の授業で藤森さんにつれられてその赤瀬川さんの「ニラハウス」に行ってきたそうで、うらやましくてうらやましくて。なんか秘密の茶室とかあるそうで興味津々。
1998.2.21 「TOY TONE COLLECTION '98」 於:吉祥寺「Star Pine's Cafe」
出演バンドは「Dragibus(仏)」「マミちゃん(仏)」「LOVE FURNITURE LOUNGE BEARS(日)」「オシツオサレツ」で、ステージ上の椅子などの家具は北海道の「あぐら家具」。遅れて行ったので「オシツオサレツ」は見れませんでした。オシツオサレツって「ドリトル先生」に出てくる頭の2個ある動物だよね? 「マミちゃん」はキチガイのようなパワーと演奏でびっくらしましたがキチガイなのにテクニックがすごくてそれもびっくらしました。「LOVE FURNITURE LOUNGE BEARS(日)」は真っ白な着ぐるみを着たエコーユナイトの皆さんで、ただ坂本さんはいない。今日のライブはその名の示すとおり、ちゃかぽこのおもちゃ楽器による音の幼稚園みたいなのを想像してたのですが、なかなかに大音響でガンガンゆってまして、ちょっと思惑と違うなあなんて思っていたのですが、「Dragibus(仏)」は音かずも少なくてボク好みでした。
1998.1.16 アミット・ロイ シタールコンサート Vol. 2「INDIA MOONLIGHT〜星ぼしの歌声」 於:渋谷「ジァンジァン」
サイト名:ワツニュ(http://www.officek.jp/skyg/wn/)今までは「すごい早く手が動くなあ」とか「素敵な旋律だなあ」とかっていう感想だったのですが、今回はシタールの特徴でもある共鳴弦の奏でる音の作り出すなんだかよく分からない空気とか、過剰なチョーキングによって起こされる余韻とか揺らぎとかがなんだか素敵でなんだか正式に感動できたような気持ちでした。