こらない

2008-02-09 (土)

『秘密の動物誌』文庫版

1991年に筑摩書房から発売された、ジョアン・フォンクベルタとペレ・フォルミゲーラによる『秘密の動物誌』が、いつのまにか、ちくま学芸文庫として文庫版で出ていました。

この本は、先に挙げた著者の2人が、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の資料を不完全ながらまとめたもの。
その資料の中には、これまでほとんどの博物学者に無視され続けてきた、さまざまな生物のX線写真や剥製標本、記録カードや写真があり、それらがこの本の中にまとめられている。

荒俣宏氏による日本語版解説の冒頭は、こんな。

どうか、おどろかずに聞いてほしい。冷静にこの話を受け容れてほしい。ここに集められた『秘密の動物誌』は、冗談でも人かつぎでもないのである。厳然としてこの世に実在し、長い歴史を積み重ねてきた営為なのである。むろん、ジョアン・フォンクベルタとペレ・フォルミゲーラとがはじめて世に問うた創作では、決してない。

同様の書として、某国の秘密地下核実験による消滅したハイアイアイ諸島に生息していた鼻行類(日本では「ハナアルキ」)について知りたければ、平凡社ライブラリーの以下を。

動物だけでなく、植物も、ということであれば、以下。

上記は既読だという方は、昔のさまざまな道具について書かれた以下の本も。

2008-02-09 (土) UP

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