2007-04-17 (火)
新訳『カラマーゾフの兄弟』
「東大教師が新入生にすすめる100冊」というエントリを見た。
→わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊(2007-04-15)
以下のような趣旨で、100冊を選んでまとめたもの。
■企画「東大教師が新入生にすすめる100冊」の趣旨
東大教師が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる本」と、紀伊國屋書店のサイトがある。全部で2100冊程と膨大なので、まとめる。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングする。
同じ趣旨のものを昨年も見かけたのだけど、きっと同じ人がまとめていたのだと思う。
あ、あった。
→わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教官がすすめる100冊(2006-05-17)
昨年も今年も、1位に輝いているのは『カラマーゾフの兄弟 / ドストエフスキー』。
カラマーゾフ、こういったランキングや「1冊を選べ」みたいな際に、よく1位になってる気がする。
「そうか、そんなにすごいのか」と以前アタシも読み始めたのだけど、途中で脱落。
やっぱり人名が苦しい。
人を指す際に、姓とか名とか愛称とか続柄(兄とか弟とか)とかで呼ばれるものだから、どれとどれが同一人物を指してるのか、追えなくなっちゃう。
そしたら、そのあたりをほぼ1つの呼び方にまとめて訳したという、新訳のカラマーゾフが昨年9月に出ていた!
光文社の「古典新訳文庫」というシリーズらしい。
上記エントリによれば、
新潮文庫の帯のレビューを提供した縁もあるので、新潮文庫を推したいところだが… ごめんなさい、光文社古典新訳文庫の亀山郁夫訳「カラマーゾフ」をオススメする、しかも強力に。なぜなら、抜群に読みやすくなっているから。「読みやすいカラマーゾフって、あり?」驚く方もいらっしゃるかもしれない。別に昔のが難解だったといいたいわけではない。「いま」の「わたし」のコトバで再構成された「カラマーゾフ」が、とてつもなく入りやすくなっている!これは事件だ!と叫びたくなる。
とのこと。
俄然、読みたくなってきた。
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