こらない

2007-02-09 (金)

2007-02-08: 横浜未来演劇人シアター第1回公演『ぬけがら』

横浜未来演劇人シアター第1回公演『ぬけがら』@横浜相鉄本多劇場にイッテキマシタ(2007-02-09)。

B級遊撃隊の佃典彦さんによる作で、これは岸田戯曲賞を受賞。
演出はtsumazuki no ishiの寺十吾さん。
振り付けは石丸だいこさん。

この3人の名前に釣られて横浜まで足を運んだわけで、横浜未来演劇人シアターというのがどういう団体なのかも第1回公演ということも知らず、知ってる役者もひとりもなし。
けど、たいへんに面白かった。

これはあれかな、ケラさんの「カラフルメリィ」、天野さんの「マバタキノ棺」と共通点を持つホン、なのかな、と想像。

石丸さん振り付けによる踊りは、これまでに見た石丸さんの踊りとは少し印象が違っていて、でもそれがよくって。
踊りのシーンだけでもぐっとくるのだけど、それを挟んでの、こう、前後の、全体の流れの、そういう、あの踊りのシーンがあることでますます。

そうそう、主役の「息子」の人が寺十さんにすごく似て見えて、途中「あれ? この人って寺十の兄弟の人?」とまで思ったり。
サフさんも「似てた似てた」と。

この作品って、見る時期(自分の年齢)によって、わき上がってくるものが毎回違いそう。
涙があふれるポイントもその時々によってがらっと変わりそう。
何年後かにまた見てみたいなーと思った。

脚本がどういう形で書かれているのか分からないけど、例えばこれ、全部1人で演じちゃうことも可能なはずで、いろんな面で、演出家によってさまざまな見せ方ができる作品だなー、とひとり勝手に妄想。

5月には紀伊國屋サザンシアターで、文学座によって上演されるみたい(再演)。
ちょっと見比べてみたい。

今回旗揚げをはたした横浜未来演劇人シアターにより、振り付けに石丸さんを迎えての野外ダンス公演も控えているとか。
それはもう、たいへんに楽しみ。

今回の公演は、連休最終日の2月13日(月)まで。
時間/場所/料金等は、相鉄本多劇場ラインナップへ。

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