2006-11-22 (水)
ニセジャポ
週刊新語情報で「ニセジャポ」という単語が載っていたので検索してみた。
日本料理店が大ブームになっているフランス国内にある、ニセ日本料理/ニセ日本料理店のことを、現地の日本人は「ニセジャポ」と呼んでいるらしい。
仏在住の日本人による下記ページに、いろいろな「ニセジャポ」が紹介されていました。
→フランス美食村:ニセジャポ
もともと寿司屋や焼き鳥屋が多いのは、以前行った際に見て感じたのだけど、現在はさらにバラエティ豊になってるみたい。
そして、
パリジャンの間では"スシ"の宅配はほとんど、ピザのようにあたりまえになりつつ。
てなことになってるようです。
日本料理店ブームといっても、作ってるのは韓国人、ベトナム人など日本人じゃないところが多く、わけの分かんない「日本食」を出すところが多いそうで、「このままじゃいかん!」とJETRO(日本貿易振興機構)が「お墨付き」制度に乗り出したらしい。
→FNN Headline: フランスの偽日本料理店が問題に JETROが覆面調査する「お墨付き」制度を導入
「ニセジャポ」とは、日本人以外が出店している和食とは微妙に異なる日本料理を出す店のこと。
「ニセジャポ」レストランの看板には、「焼き高知」や、「YOKOHAMA」ならぬ「YOKORAMA」、さらには「SAJITAMA(さじたま)」との文字が書かれていた。
ある店の一番人気はおすしに刺身、焼き鳥が一緒になった料理で、焼き鳥にチーズがかかっていて、さらに、おすしがあるのにご飯もあった。
パリの人たちは、そのご飯に焼き鳥のタレをかけ、おいしそうに食べている。
「焼き高知」って「YAKI-KOUCHI」だよなあ。
だとしたら、それって、仏語発音したら「クシヤキ(串焼き)」だから、別に変じゃない気がする。
そもそも、ネイティブから見たら「変な英語」「変な仏語」が氾濫しまくってる日本に指摘されたくないような気が…。
焼き鳥にチーズをかけるくらいのアレンジは、日本でだってやってそうだけどなあ。
さて、パリで思い出すのは…。
ピラミッド駅近く(だっけ?)の「ひぐま」って店へ何度か行って、ラーメンとか食べてた。
日本で食べるラーメンよりもおいしく感じたのは、現地の料理に飽きてきてたからかなあ。
しょうゆラーメン、みそラーメン、ソース焼きそば、カレーライス、チャーハン…といった日本の高速道路のサービスエリアのようなメニュ構成だったのだけど、どれも美味そうだった。
その店では、フランス人のお客さんがソース焼きそばをナイフとフォークで食べてました…、って言うんならまだ理解できるのだけど、実際は、カレーライスを箸で食べてました。
いやー、それは日本でもまず見ない光景です。
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