2006-09-25 (月)
2006年8月くらいに読んだ本(11冊)
『中学生日記 / Q.B.B.』(新潮文庫)
久住兄弟による漫画。
「人生で最も恥ずかしい季節、それは中学時代じゃないでしょうか。すいません、オトナへの第一歩を踏み出した、とカン違いしてました」。
とりあえず、この漫画を笑い飛ばせる程度には年を重ねてこれて、良かったです。
『思いちがい辞典 / 別役実』(ちくま文庫)
『眠りの森 / 東野圭吾』(講談社文庫)
『嫌われ松子の一生(上)(下) / 山田宗樹』(幻冬舎文庫)
『最後の喫煙者 / 筒井康隆』(新潮文庫)
最近、同じ著者の本ばかり読んでいて、ちょっと息つぎをしたくなったところで、筒井康隆の名前を思い出した。
確か、未読の作品がたくさんあったはず。
というわけで、まず1冊。
『迷路館の殺人 / 綾辻行人』(講談社文庫)
『ビッグボーナス / ハセベバクシンオー』(宝島社文庫)
『白馬山荘殺人事件 / 東野圭吾』(光文社文庫)
『殺戮にいたる病 / 我孫子武丸』(講談社文庫)
「叙述トリックの傑作」だか「入門」だかという記述を読んで、手に。
我孫子武丸という人の作品を読むのは初めて。
先に「叙述トリック」という情報を得てしまっていたので、読み進めながら「何をどう騙され続けているんだろう?」と気にしながらの読書。
けど、結局最後まで分からず。
「殺戮」の方は、猟奇的。
『これで安心!食べ方事典 / 阿部絢子』(ちくま文庫)
てっきり、野菜や魚といった各種素材の「基本的な扱い方」みたいなものが載っているかと思ったのだけど、ちょっと違った。
どうやら、残留農薬や使われている食品添加物を考慮しての、洗い方などに重きを置いた本。
それも大事ではあるし、嫌いな分野ではないんだけど、やっぱり次から次へとそんな記述が続いてうんざりする。
『インド旅行記1(北インド編) / 中谷美紀』(幻冬舎文庫)
女優中谷美紀のインドひとり旅記録。
腹を下し、パスポートを盗まれ、警察で苦戦し、インド式のトイレを使い…といった紹介文を見て、かなり楽しみにしていた本。
「中谷さんて、ひとりでバックパッカーな旅とかをするようなタイプの人なのかー」と思い読み始めたら、それはちょっと勘違いだった。
普段から、ひとりで現地でいろいろ手配して旅をするような人には、「それって普通じゃん?」な記述も多いかも。
食あたり、消毒等に異常と思えるほどに気をつけてるのは、中谷さん個人の性格なのか、プロの女優として人一倍気をつけてるだけなのか(はたまた、インドでの飲食にはそれくらい気を遣わないといけないのかどうかは行ったことがないのでよく分からない)。
ものすごくこだわるところと、全然気にしない部分とが、自分とは全然違っていて、それが面白かった。
あと、旅行記となっているのだけど、「ヨガ体験記」というタイトルの方がいいかも。
ほとんど、書かれていたのはヨガの話だった印象。
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