RSSフィード等による全文配信

2006-06-22 (木)

RSSとかRSSリーダーとかRSSフィードってのを聞いたことがある人も多いかも。
知ってる人には「はぁ？　いつの話？」って感じかも知れないけど、アタシが想定してるこらないの読者や、アタシがリアルで付き合いのある人々は、RSSなんて知らない人が多い。

こらないが更新されたのをどうやって知るか。
「実際にアクセスして知る」のがいちばんシンプル。

こらないだけ見てる人も少ないはずで、そういう場合、ブラウザのブックマーク機能等を利用して、ひまな時にあちこちのページを「巡回」してる、のだと思う。

ただ、それだとページを表示するまで「更新されたかどうか」が分からない。
例えばこのこらないは、急にどどどーっと更新したかと思うと、数週間も更新がなかったりして、ムカツくことが多いと思う。

自動であちこちのページを巡回して、更新されたページだけを教えてくれるサービスがあればいいのに、というわけで広まったのが「アンテナ」というサービスで、アタシははてなアンテナというサービスを利用中。
→はてなアンテナ

はてなアンテナの場合、「前回」のページの状態を覚えておいて、巡回した結果その「前回」と違っていれば「更新されたよ」と教えてくれる。

そんなまどろっこしいことしなくても、そのページ側が「ここを更新しました」ってきちんと提示してくれれば素敵なのに。

ということで、RSSというフォーマットができた。
「何時何分にこういうページをアップしました」とか「更新しました」というのを、決まったフォーマットで提示する。
具体的には、テキストファイルの形で、自分のサイトに置く。

そんなファイルを更新のたびに作り直すのは面倒なのだけど、最近の「ブログ」と呼ばれる「ホームページ更新ツール」は、自動でこういうファイルを作ってくれる。

これがRSSとか、RSSフィードと呼ばれるもの。
形式（フォーマット）が決まってるから、それを読み込んでキレイに表示してくれるツールもいろいろ出てきた。
RSSリーダとか、RSSアグリゲータと呼ばれるツールやサービスがそれ。

RSSというのは、RDF Site Summaryの略で、RDFっていうルールに則って書かれたウェブページの要約、みたいな感じ。

○時○分更新:　昨日のライブのこと
○時○分更新:　ベランダ菜園のゴーヤのこと

といった感じで、更新したエントリの要約（実際は本文の最初の数十文字であることが多い）が並ぶ。

で、「RSSリーダ」と呼ばれるサービスやソフトを使って、自分の登録したあちこちのRSSフィードを一度に眺めて、「お、更新されてるぞ、どれどれ…」とリンクをクリックして、そのページを見に行く。

便利だ。

そうこうするうちに、「そのページを見に行く」ってのも面倒になった。
「最初の数十文字」とか「要約」じゃなくて、「全文」を配信してくれればいいじゃんか。
そしたら、「RSSリーダ」の中だけで、全部完結する。
すごく便利！

「え、じゃあさ、みんなそのRSSフィードってやつだけを読んで、自分のページには来てくれないってこと？」

そう。
さあ、困った。
「自分のページに来てくれないこと」に困ったのじゃなくて、「来てくれなきゃいけないのか、そうでなくてもいいのか、を自分で決めなきゃいけないこと」に困った。

例えばそれが日記ページだとして、そこに書いた内容はどちらにしても伝わる。
レイアウトが違うだけ。
あるいは、アクセスカウンタが増えないだけ。

でも、やっぱり、自分のページに見に来て欲しい。
分かる。
アタシもそう思う。

でも、あちこちたくさんのページを見ているアタシとしては、実のところRSSリーダ内で全部見れた方が便利であることも分かる。

どうしよう。

と思っていたら、ムネカタさんが自身のページRSSフィードについてのアンケート : 小心者の杖日記で、「全文配信して欲しいかどうか」のアンケートを開始していました。

ところで、このこらないは、どういうフィードを配信してるかというと「要約」です。
自動じゃなくて、わざわざ手動で要約を書いてます（コピー＆ペーストしてるだけだけど）。
でも、やっぱり全文配信することが数日前に決めました（まだしてません）。

なにかしら論理的な理由を盾に決めたわけじゃなくて、単純にやっぱりその方が読んでもらえる機会が増えるな、と。
別にそんなにいろんな人に読んで欲しいわけじゃないのだけど、だったらなおさら「わざわざページまでアクセスしてもらうほどじゃないか」と。

しまった、長くなった。

2006-06-22 (木) UP