こらない

2006-04-13 (木)

Google Calendar試用

Googleから、ついにGoogle Calendarが公開されました。
グーグル、噂の「Google Calendar」をついに公開 - CNET Japan

まずは上記の紹介記事に相づちを打ちつつ追ってみます。

Googleが、期待の高まっていたオンラインカレンダーをついに公開したが、これを受けてYahooやMicrosoftとの競争がますます過熱すると思われる。

競争できるほど米のYahoo!カレンダーは使いやすいのかな。
日本のはダメダメだと思う。

ユーザーは、このプログラム内で予定を検索したり、カレンダーの標準仕様に対応しているか、もしくはGoogle Calendarボタンを搭載している他サイトから発行された情報を追加したりすることができる。

検索はGoogleなわけだしできて当然。
「カレンダーの標準仕様に対応していれば、その情報を追加」ということで、iCalendar形式のデータを追加できる、と。
つまり、blocやiCal(Mac OS X標準ソフト)から吐いたiCalendar形式のデータをGoogle Calendarに取り込み可能なのだな。

あと、「Google Calendarボタンを搭載している他サイト」ということで、これはiCalendar形式ファイルへのリンクボタンかしら。
あとで調べよう。

電子メールアドレスを持っている相手にイベントの招待状を送信したり、リマインダーを設定して電子メールや携帯電話のテキストメッセージによる連絡を受け取ったりすることができる。

mixiのイベントお誘い機能に似たものと、通常のリマインダー機能。

また、送った招待状に対する返事が来ているかどうかも、同プログラム上で確認できる。

おお、それは便利そう。
1つ1つのイベント単位で、なにかしら管理が可能ってことですね。
飲み会とかミーティングとかで、「告知」を行なって、出欠返信が来てるかどうか把握できる、と。
こういう機能は誰でも思いつくけど、直感的なインターフェースを作るのが難しいと思う。
でも、Googleなら「なるほど!」ってことになってそう。

Google Calendarには、Apple Computerの「iCal」でおなじみの「iCalendar」XML標準をサポートする他のカレンダーアプリケーションとの間で互換性がある。

文章がへんでよく分からない。
iCalendarはXMLではないので、つまりiCalendarと、XMLで記述されたなんらかのフォーマットに対応している、ということかな。

GoogleはこのプログラムのAPIを公開している。サードパーティの開発者はAPIを利用して、Google Calendarとデータ連携する独自プログラムを作成できる

なに? そうなのか。
それはちょっと、きちんと調べてみないと。

プライバシーへの懸念は、デフォルト設定ではユーザーがカレンダーに書き込んだ全イベントはプライベートとなることから、ユーザーが自分のカレンダーのイベントを公開しない限り問題にならないだろうとSherman氏は見る。

blocと逆。
当たり前といえば当たり前で、スケジュールというのは基本的にはプライベートなもので、中にはパブリックなものもある、という考え。
blocは、その中のパブリックなものだけをメモしておく、というもの。

Microsoftは、2006年内にリリースを予定している「Outlook 12」で、カレンダー機能のメジャーアップデートを行う。

へー。
どんなのになるんだろう。
とりあえず、iCalendarにだけは、きれいな形で対応して欲しい。

というわけで、さっそくアクセスしてみた。
Google Calendar

ちなみに現在対応しているのは、IE6.0以上、もしくはFirefox1.07以上。

さて、さっそく「Create Event」をクリックして、イベントの登録。
「What」「When」「Where」「Description」を埋める。
あとは、プライベート/パブリックの設定等のオプション。
そして「招待」。
招待は、招待したい人のメールアドレスをカンマ区切りで入力して保存すると、そのアドレスに「招待メール」が送信される。
「Save」をクリックして、イベント登録完了。

月表示したところは、iCalに似た感じ。
各イベントのタイトルをクリックすると、詳細データがGoogle Mapsのようにポップアップして表示される。
そこから「edit」や「delete」が可能。

週表示や日表示の場合は、時間軸を埋める形で表示される(開始/終了時間が設定されている場合)。
開始時間や終了時間はドラッグして変更可能。

次に、イベント編集画面から、そのイベントに自分を招待してみた。

招待したのち、もういちどこのイベントの編集画面へ来てみると、招待した人のリストが表示されている。
GMail(Googleのメールサービス)で招待メールを受信してみると、かわいらしい封筒の絵とともに、イベントの詳細が表示された。
送信した招待メールには、imgタグが埋め込まれていて、その画像が読み込まれたかどうかによってそのメールが読まれたかどうかをチェックしているもよう。
なるほどー。

ただ、Mail(Mac OS Xの標準メールソフト)で受信したら、文字化けした件名とiCalファイルアイコンがなぜか2つ(中身はiCalendarのヘッダとフッタのみ)。
hotmailで受信しても同様。
仕様なのかバグなのか。

再度イベント編集画面を見てみると、コメントが付けられるようになっている。
さすが、抜かりなし。

招待メールを送る際、メールアドレスを打つのは面倒。
と思ったら、2回目以降は、最初の数文字を入力すれば補完してくれる。
至れり尽くせり。

招待を行なうと、イベントには「行くかどうか」を「Yes」「No」「Maybe」で答える欄ができる。
これの「Yes」を集計すれば、当日何人来るのか把握できるわけだけど、友人を連れていく場合もある。
ってことで、「Yes」に加えて「+□guest」という項目も用意されている(□に連れていくゲストの数を入れるのだと思う)。
考え抜かれてるなあ、脱帽します。

こういう「カレンダー」を、ひとりでいくつも作れる。
完全プライベート、家族用、ビジネス用、サークル用…と作って、それぞれ「これは家族に公開」「これはサークル仲間に公開」みたいに設定ができる。
ふむふむ。
例えばステージアーティストの場合は、「このカレンダーは完全に個人用」「こっちのは自分のライブスケジュールを公開するため用」として、その公開カレンダーは他のユーザに共有してもらえる。
blocでいうところの「自動取り込み」。

カレンダーを増やすと、左の「Calendars」のところにリスト表示されるのだけど、そこの「Other Calendars」の「+」をクリックすると、他の公開カレンダーを検索したりできる。
そこに「Holiday Calendars」というのも用意されていて、世界各国の祝日・休日を取り込むことが可能。

ひとまずここまで。
あとで、iCalendarおよびXML、Google Calendar API等の外との連携のあたりを調べてみるつもり。

Google Calendar試用つづきにつづく。

2006-04-13 (木) UP

コメント