2006-04-12 (水)
その後のデジカメ事情とCCDサイズ
買いもしないのに、いまだにデジカメを見て回っているのです。
一眼レフデジカメ(デジイチというらしい)が気になる(欲しいかも知れない)。
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一眼レフデジカメは、シャッター音の大きさがライブハウス向きではないことが判明(ライブハウスで使いたい)。
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一眼レフデジカメと、コンパクトデジカメの中間に位置する高級機がいいんじゃないか。
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そのブームは2年前、今はみんな一眼レフへ移行している(からラインナップが薄い)。
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でも、一眼レフデジカメは用途に合わない。
というのが、これまでのおさらい(前回→こらない: 最近のデジタルカメラ事情)。
またショップに足を運んで、そこで見つけたのがFUJIFILM FinePix S9000。
- 2005-08-20発売
- 1/1.6型CCD 903万画素
- 広角28mm(F2.8)〜望遠300mm(F4.9)
- ISO80〜1,600
- 6万9,800円(10%還元後)
いい、かなり条件にぴったり。
これにしよう。
と思ったのだけど。
こいつ、うるさいのよ。
オートフォーカスでピントを合わせるにあたって、カシャカシャ言う。
言い続ける。
でも、まあ気にならない程度かな…、どうかな…。
いや、ダメだなあこりゃあ、うるさいわー。
なんてことだ。
ところで、一眼レフカメラ、というか電子シャッターじゃないカメラは、どうしたってシャッター音が鳴ってしまう、と認識しているのだけど、そうなんだろうか。
店員さんに訊いてみた。
「はい、(高級デジカメのシャッター音を鳴らして)こんな感じですね」
「これだとライブハウスなんかだと、NGですね」
「(突如目を輝かせて)そうですねー。僕も20年くらい前にルイードなんかで撮ってたんですけど、その場合はですね…(中略)、バクチクとか…(中略)、解散ギグで…(中略)」
「なるほどー」
一眼レフの高級機なんかだと、シャッターを切ると同時にタングステン(重い金属)の板を同時にどうこうして、シャッター音を低減させてたりするらしい。
へー。
あと、ライブハウスやゴルフの試合なんかで音にシビアな現場では、ウェットスーツに使われる素材でくるんでどうこうしたりするらしい。
へー。
ついでに、「客席は暗いけどステージ上は明るい」という素人にはよく分からない状況での写真の撮り方なんかも教えてもらう(別にそんなすごい技があったり、ノウハウがあるわけではなかった)。
分かったのは、やっぱりレンズは明るいに越したことはない、と。
家に帰って、ネットでさらにいろいろ見てみる。
いろんな機種の「作例」(試写画像)を見ていて思ったのだけど、アタシが感じる「これは高いカメラで撮ってるな」「これは安いカメラで撮ってるな」の違いは、どうやらCCDの大きさの違いっぽいことが分かってきた。
今さらだけど。
画素数が同じ場合、CCDのサイズが大きいほど1画素が大きくなります。すると1画素でより多くの光を集めることが可能になるため、理論上、画質の向上に有利といえます。
ちなみに、1/2.7型の「型」は「インチ」と書かれることもありますが、ここでは通常の「1インチ=25.4mm」ではありません。CCDが登場する前にビデオカメラで使われていた撮像管と表示方式を合わせるため、慣習的に特殊なサイズが使われています。1/2.7インチは6.6mmほど、1/1.8インチは約9mmとなります。
今いちばん売れてるであろう、一眼レフデジカメの普及モデルのCCDは以下。
- ニコンD50: APS-Cサイズ相当(23.7× 15.6mm)610万画素
- ペンタックスist DS2: APS-Cサイズ相当(23.5×15.7mm)610万画素
- キヤノンEOS KIssデジタルN: APS-Cサイズ相当(22.2×14.8mm)800万画素
- オリンパスE-500: 4/3型 17.3×13.0mm 800万画素
高価で重たいデジタル一眼レフを利用するメリットは?(前編) / デジタルARENA(こっちのが分かりやすい)によると、コンパクトデジカメでよく使われているCCDサイズ「1/2.5型」は「4.3×5.7mm」。
↑こっちが4.3×5.7mm(1/2.5型)だとすると、
↑こっちが23.7× 15.6mm(APS-Cサイズ相当)。
こんなに違うのかよ!
CCDというのは、単純な原理からいえば小さな太陽電池の集まりです。面積の大きな太陽電池の方が、ゆとりを持って大きな電流が取り出せることは想像に難くないことでしょう。
ということなので、この面積の違いが、とりあえずは銀塩カメラでいうところのフィルムの大きさの違いと見ていいわけですな(実際はそのCCD自体の「質」ってのがあるんだと思います)。
再度まとめると、アタシが希望しているのは、
- CCDサイズができるだけ大きくて、
- レンズができるだけ明るくて、
- 広角28mm以上(以下っていうのか?)で、
- でもそこそこ望遠も(ステージに寄らなくてもそこそこ顔のアップが撮れるくらい)できて、
- シャッター音がしなくて(電子シャッター)、
- 感度800とか1600っていうのはあまり使い物にならないっぽいので400くらいでよくて(変わりにレンズを明るく)、
- せっかくだから、手ブレ防止機能付きで、
- 画素数は400万もあればおつりがきて、
- 形がコンパクトかどうかはどうでもよくて、
- 10万円以下で、
- 使い勝手のいいやつ。
といった感じでしょうか。
おお、確かに中途半端な条件だ。
「そこまで質を求めておいて、電子シャッターはねえだろ」って感じなのかしら。
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