2006-01-06 (金)
2005年にその後読んだ本
こらないにこらない:読みましたなるカテゴリがありました。
見てみたら去年の百人弥次喜多あたりから書いてないみたい。
ちょうどその頃から、ずーっと忙しかったのよね。
そんなわけで、せっかくなのでその後読んだ本を何かのために(何のためなんだろう)メモ。
『天狗風 / 宮部みゆき』
「霊験お初捕物控」というシリーズの第2弾。
以前何度か「宮部みゆき作の小説が好きだ」と書いたのだけど、その後「宮部みゆき作の本を読んだ」という人に何人も遭遇。
けど皆、「いや面白かったんだけどね…」といった感想。
そして取り繕うかのように「あ、でも江戸ものは面白いと思うよ」と。
ちなみにこれらの発言はすべて女性(そもそも男性で小説を読むタイプの人が身近にあまりいない)。
「私も宮部作品好きです!」という人に遭ったことがないなあ。
『六人の超音波科学者 / 森博嗣』
安心して読める、森作品。
瀬在丸紅子の登場するVシリーズの第7弾、かな。
SMシリーズもVシリーズもさらりと読めて、なので漫画本のようにさらりと読み返せる。
『李毆 / 高村薫』
ライブでたびたび遭う女性と本の話をしていて「U5さん、『李毆 / 高村薫』を読んでください!」と言われて。
同じように他の女性にもいろいろな本を紹介してもらったのだけど、皆硬派な、というのか男っぽい作品を挙げてくるのが意外でした。
この作品も、拳銃の構造等の記述がたびたび出てくる話。
『川を下った都会の中へ / 野田知祐』
夏に初カヌーに挑戦した頃に。
日本や世界の川を川下りしている様子が書かれているのだけど、この本が書かれた昭和63年の時点ですでにあちこちの川が破壊(護岸工事)されている。
そして、それから20年近くたった今でも、まだまだダムだのなんだの作ってる。
『新宿鮫 / 大沢在昌』
何を読んだらいいのか分からなくなってきたので、名前を耳にしたことのある作家の本を手に取り、裏表紙裏にあるその作家の著作一覧を見て、その中のいちばん上の作品を読んでみることにした。
長編刑事小説。
「超人気シリーズの第1作、ついに登場!」と書いてあるので、シリーズなのだと思う。
『そして二人だけになった / 森博嗣』
『終戦のローレライ / 福井晴敏』
『亡国のイージス』『Twelve Y.O.』を読み終わり、4巻セットの『終戦のローレライ』へ。
物語が長いから、というのもあるのだと思うけど、どんな話だったかすでに思い出せない本が多い中、この本に関してはいろんなシーンを頭に思い浮かべることができる。
印象に残ってる。
『嗤う伊右衛門 / 京極夏彦』
久しぶりの京極本。
タイトルとは裏腹にぴくりとも笑わない伊右衛門が主人公。
ここらでひとまず。
つづく。
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