2006-01-04 (水)
2005-12-24: 印刷博物館コレクション展
「ドイツの最も美しい本展」のついでに「印刷博物館コレクション展」@飯田橋印刷博物館にイッテキマシタ(2005-12-24)。
こちらはたいそう面白かった。
ちゃんと「印刷」の「博物館」になってて、亀甲な文字あたりから始まってグーテンベルグまでの歴史っぽい展示と、その後の印刷技術や印刷物の展示。
アホみたいにデカい(猛禽類が実物大で描いてある)鳥類図鑑とか、澁澤龍彦や荒俣宏関係の本で紹介されていた、あんな本やそんな百科事典の初版本とか。
江戸なものがいろいろあって、護符や浮世絵、鯰絵などもろもろ。
あと、印刷がデジタル化される前の、つまりほんのちょっと前まで生きていた印刷技術の世界とか。
活字とか写植とか、電子写植とかカラー写真の分解(印刷用に4色の版に分ける)とか。
分解って、その技術だけで一生食べていけたって昔聞いたなあ。
それが今は数千円のスキャナでできるんだもんなあ。
ただ、それとこれとは同等ではなくて、当時の職人技ってのは結局失われてしまったんでしょうね。
今の印刷物なんて、見るに耐えないんだろうなあ。
来館者を楽しませるためなのか、なぜか錯視/錯覚の世界が好きなようで、いくつかでっかい展示がありました。
慌てて駆け抜けるようにして見たのだけど、もういっかいじっくり行きたい。
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