2005-07-15 (金)
『百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん』記者会見
7月8日に、KUDAN Project『百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん』の記者会見が行なわれたようです。
その様子が、舞台情報サイトBACK STAGE内にありました。
→TOPIC〜170人を超える出演者で贈る一大スペクタクル演劇、『百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん』。今夏、名古屋でいよいよ開演!
適当に抜き出してみます。
「日本の演劇史に残る、前代未聞の作品になると確信しています」(小熊氏)
170人の登場人物たちは、もちろん単なるエキストラではない。各人にちゃんと役があり、台詞もある。過去に大人数の舞台はあったかもしれないが、ここまでの人数が緻密に設定された試みは、今回が初ではないだろうか……。
今回は原作者のしりあがり寿氏も、出演者として舞台に上がることになっている。
「170人の中の一人なので気楽ですね(笑)」
作り手にも予測のつかない、スタッフを入れると総勢250人を超える規模で贈られる「ダレモミタコトノナイ一大スペクタクル演劇」
「実は、まだ台本が全部出来上がっていないんですけど(笑)。でも、全部がまとまってしまう前に本番をやってしまうという面白さもあるのかな、と思っています」(天野氏)
天野天街さんというのは、おそらく何か新しい「枠」とか「縛り」とか「制約」を与えられると、それを逆手にとって喜々として次々ととんでもないアイデアを出してくる人、とアタシは捉えています。
単純に「芝居」という縛りひとつとっても、「生の人間が演じる」という制約、「はじまりがあって終わりがあり、時間は1方向へ流れる」という制約が必ずあって、こういった制約を最大限に活かす天野さんの作品は、「芝居でしかできないもの」になっている。
長く続く少年王者舘からひょっと横へズレて、KUDAN Projectで2人芝居を行なった時は、「出演者が2人しかいない」という縛りを見事活かして傑作を生み出した。
で、100人。
というか、170人。
当然、170人でしかできない演出が吹き出してくると思う。
半分に分かれても、85人 VS 85人ですぜ。
そんなん、絶対に面白いに違いない。
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