2005-05-18 (水)
永田農法の本
ベランダで野菜を育てるにあたってうちが参考にしてる本は『永田農法「極上トマト」をベランダで作る / 永田照喜治』。
タイトルの通り、いろいろな野菜のベランダでの育て方に的を絞った本で、揃えるものから種の蒔き方(水につけるとか蒔く時の深さとか)、液肥の薄め方や水やりのタイミング等、細かく説明されている。
あまりいろいろな情報を仕入れると迷ってしまうので、まずはこの本に忠実に実行しよう、と突き進んできたのだけど、やはりもうちょっと永田農法について知りたくなり、Amazonにて2冊注文。
それがさきほど届いた。
まずは先日も紹介した『つくって食べようおいしい野菜 / 糸井重里, 永田照喜治, こぐれひでこ』。
永田農法関係ではこれがいちばん最近の出版物で2005年4月発行。
ちなみに前述のベランダ本は2003年3月発行。
内容は、途中「永田農法とは?」みたいなページや対談を挟みつつ、前半は畑系、後半はプランター系の実践レポート。
言い換えれば、前半は市民農園系、後半はベランダ系といった感じ。
ここでショックなことが。
先日、「トマトやオクラを育てるには苗1本につき直径30cmの鉢が必要」と書いた。
直径30cmというのはなかなか大きくて(10号鉢)、そのためうちのベランダには限られた数しか置けない。
ところが、この糸井本では、ふつうのプランターで育てている。
80cmのプランターで2苗育てている。
なんだー、それでいいのかー。
あと、川砂ではなく、赤玉土というのを使っている。
大粒と小粒の2種類。
おそらくこの小粒の代わりに川砂でもいいのだと思うのだけど、でもまあベランダ本と書いてあることが少し違う。
そして大して大きくもなさそうな鉢(不織布鉢)で、トウモロコシまで育てている。
そんなんで育てれるのかー(畑じゃないとダメだと思ってあきらめたのにー)。
とりあえず、大量に川砂を買ってしまう前で良かった(川砂は高い)。
がしかし。
実は10号鉢はすでに買ってしまっているのでした。
今シーズンだからさー、今のうちじゃないと安く買えないと思ってさー、買っちゃったんだよ。
プランターで育てれるならそっちのがいいなあ…。
もう1冊が『おいしさの育て方 / 永田照喜治』。
こちらは2002年2月発行。
先に挙げた本の中でコラム的に扱われている永田農法の特徴やコンセプトや歴史が、もう少し詳しく語られています。
そして、トマト、なす、ピーマン、きゅうり…と個々の野菜についての永田農法での育て方と収穫された野菜の解説。
普段スーパーで目にする野菜と、永田農法で育てた野菜はどこがどう違うのか。
「切っても断面が褐色にならない上にアク抜きの必要のないナス」といった具合に、引用しだしたら止まらない特徴の数々がいろいろ。
そして最後の数ページで「永田農法による鉢植え栽培」というコーナー。
引用してみます。
鉢もプランターもいろいろな大きさがありますが、私の経験では根の広がりが直径10cm、深さ10cmを超えても全く意味がないことがわかっています。
なぬー。
それどころか、根が育ちすぎるといわゆる〈根巻き〉現象を起こしてしまい、百害あって一利なし。
一利なし!
がーん。
ですから鉢は直径10cm程度、深さは12〜13cmの小ぶりのものを、プランターならば、1本の苗のスペースが10cm四方、深さも10cmの用土に見合った大きさのものを選びます。
そんなちっちゃくていいの?
そして栽培用土。
ここでは、大きさの異なる4種類の礫(れき)を用意、とある。
粒の大きいものから順に層になるように重ねていくみたい(粒の大きいものが底)。
うーん、これも初耳。
どの本も書いてあることがいろいろと違うのだけど、でもだいたい雰囲気は分かった。
迷うのは鉢の大きさだな。
いや、ベランダに余裕があるなら、その買ってしまった鉢で育てればいいんだけど、なにせ限りがあるし、鉢が大きいと必要な土の量も多いんだよね。
さてさてどうしよう。
永田農法に関する本については、たまに手を入れているモノログというサイトに永田農法の本というページを作ってまとめてあります。
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