2005-04-21 (木)
『超整理法2 捨てる技術』
『「超」整理法2』読了。
サブタイトルは「捨てる技術」。
調べずに書くけど、その昔この「超整理法」がベストセラーとなり、その後続編やらいろいろ出て、それらをもう1回編纂しなおし文庫化され、その1が「押し出しファイリング」、そしてその2がこの「捨てる技術」。
「超整理法、面白い!」という方向で書いてきているのだけど、「押し出しファイリング」を読んでいまいちだと思っていたのが命名。
「分類するな」が信条の超整理法では、それを薦める理由として「こうもり問題」を挙げる。
「どっちに分類してよいか迷うものが出てくる」という問題。
「ぶら下がる」という意味だとは思うのだけど、「どちらにも」のニュアンスがないよなあ。
それともこうもりって、何か2つのものに片足ずつぶら下がったりするんかな。
そしてシリーズ2冊目の「捨てる技術」では、ほぼ定型の仕事を表すマニュアル遵守的な仕事に対して、パタン化できない仕事を「マゼラン的仕事」と呼ぶ。
ちゃんと説明してあるから理解はできるんだけど、なんだかピンと来ない。
1冊目の「押し出しファイリング」は興味深く読んだのだけど、「捨てる技術」ではさすがに飽きがくる。
「そうそう、そうだよねー」という“あるあるネタ”を楽しむ感じ。
逆に言えば、そういう方向では楽しいのだけど。
ただ、終章としてまとめられた「その後の展開」が面白かった。
以前この本が新書として発刊された後、『「捨てる!」技術』なる便乗本が出版されたらしい。
これに対する反論が20ページに渡って展開されているのである。
思わずそちらも読んでみたくなるほどの内容・笑。
さて、超整理法の文庫版はこの後「タイム・マネジメント」「コミュニケーション」と続く全4冊構成らしい。
ただ、基本思想は1冊目の「押し出しファイリング」にまとめられているようで、事実2冊目の「捨てる技術」を読んでそう思った。
3〜4冊目はたぶん読まないだろうなあ。
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