2005-03-24 (木)
維新派メキシコ公演タイトル
維新派メキシコ公演、タイトルも出てました。
下記記事によれば、新作となる「ナツノトビラ」とのこと。
日経ネット関西版:ビジネス街に舞台見本市──大阪で短編演劇の祭典
その「ナツノトビラ」の習作となったのが、先日の大阪ショートプレイフェスティバルで披露された「傾いた風景」。
「傾いた風景」は、音楽や音響に乗せて行う従来の公演と様相が違う。会場に音楽は流れないまま、舞台上の人物たちが体でリズムを刻み、言葉にならぬ声を発しながら動き出す。「夏の日のアンバランスな少年たち」をテーマに総勢21人の役者たちが、ある夏の日を浮かび上がらせる。片足に空き缶をつけて、バランスを崩して歩く少年たち。虫捕り網を手にトンボ捕りに走り回る少年たち。いすの上で夏の日を浴びて眠りこける少年たち。3つの風景が重なる作品だ。「定型的なダンスに陥らないようにして、4次元に入り込んでいくような不思議なものにしたい。無音の中で異質なものを感じ、物語がないまま身体から入っていく感覚を表現したい」と代表の松本雄吉。
「大阪弁ケチャ、関西弁ラップのようなリズムに載った名詞の羅列」と紹介しているうちにそういったものは鳴りをひそめ、「映画セットさながらの舞台美術」と紹介しているうちにまっさらな運動場での公演を成功させ、「大阪南港に出現する」と紹介すれば奈良室生寺、岡山犬島へと観客を誘う。
以前、主宰の松本さんに言葉を選びつつも「前と一緒のようなことをした方が受けるし安全でしょう」といったようなことを言ったところ、「こんだけの人数でこんだけの期間かけてやってると、同じことはできない」といったような答えが返ってきた。
そりゃそうか。
だから、アタシたちは1回足りとも、公演を見逃すわけにはいかない。
維新派のメイクを手掛けて10年の名村ミサさんの2005-01-10の記述にも、メキシコ公演のチラシ撮影のことが載っていました。
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