こらない

2005-02-02 (水)

自閉症

民放で「我が子は自閉症」というドキュメント番組をやっていたのを録画しておいたので見た。
番組終盤で10歳を迎えることになる重度の自閉症児を追った3年間の記録。

番組冒頭の自閉症の説明で「自閉症という名前から来るこの病気への世間の誤解」についてことさらには言及がなかったということは、それなりに認知されてきているということかな。

その説明によると、日本での自閉症患者の割合は1,000人に3人とかなり高く、全国で36万人いるとのこと。
先天性(生まれつき)のこの病気、「脳のどこかに器質的な異常がある(と思われる)」ということになっているが、結局のところ現時点では「原因は不明」とのこと。
自閉症は知能障害も抱えていて抱えていることが多く、自閉の度合いと知能障害の度合いにより、1,000人いれば1,000通り、らしい。

朝起きてまずトイレの電気を点ける(トイレに入るわけではない)、テレビのリモコンをキチッと揃える、水道の蛇口をひねる、そして思い通りにならないことがあると(なのかどうかは結局分からないけど)叫ぶ、叩く…といったあたりまでは半ば興味本位で見ることができるのだけど、噛み付かれたあとの噛み跡などを見るとやはり言葉を失う。

自閉症の人の限らず、いわゆる健常者とは違ったいろいろなタイプの人が、普通にそこらにいられるようになるといい。

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