2005-01-30 (日)
象設計集団の本
昨年末(2004年12月)に、象設計集団の本『空間に恋して』が出ていたのだった。
友人よりその名を聞くまでまったく知らなかった象。
知ったのち、あちこちで象の名前を出すと「ああ、象ね」と返ってくる。
下北沢ラ・カーニャが象関係者の手によるものだということも最近知った。
象のことを教えてくれた友人に紹介されてすぐに読んだのが『これが建築なのだ』。
主に、沖縄の名護市庁舎の建築に関するさまざまな話がまとめられている。
建てるのは、「名護市」の「市庁舎」。
「名護市」という場所に「市庁舎」というものを建てるにあたってどんなことを考えるべきか、地域に根ざした建築とは何か、地域に開かれた建築とは何か、ということを徹底的にギロンしまくっている。
アタシはこの「地域に根ざした」とか「地域に開かれた」という話にあまり興味がない。
それはきっとその言葉がただのお題目に過ぎない、という先入観があるから。
しかし、この名護市庁舎はどうだ。
風の抜ける道を計算し、館内を風がめぐり、クーラー要らずだという(その後設置されたとどこかで読んだけど)。
その他、この本に記されている象の(大竹氏の)言葉は以下のページにいくつかまとめられている。
象設計集団の大竹康市の本【これが建築なのだ】
http://inukusu.poke1.jp/DBook/otakezou.htm
そんな象のこれまでの仕事がまとめられているらしいこの新刊。
どーんと511ページ。
どーんと5,040円。
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