2005-01-27 (木)
文のルール
もしかして皆知りたいのじゃないだろか、と思って書いてみる。
基本的なこととして、「。」が句点で「、」が読点。
まず、括弧文の位置。
なぜか、句点で文章が終わってから括弧を使う人が多い。(例えばこんな風に)これだとかっこ内の文が次の文の頭にくっついてるみたいに見えるはアタシだけかなあ。
そうじゃなくて、句点の前にします(つまりこんな風に)。これですっきり。
各種かっこの中に文を書く時は、末尾の句点は省略。
かっこ内なのに末尾に句点があると気持ち悪い(気持ち悪くない人もいるかも知れないけど。)。
要らないのです(あると変です)。
「会話の場合も末尾の句点は要らないよ。」「だから、ここの例は間違いです。」
「末尾の句点は省略します」「これでOK」
「!」や「?」の後ろは1文字空けます。
くっつけちゃうと読みにくいでしょ?そうでもない?
空けた方が良くない? いいでしょ?
関係ないところで空けるのもどうかと。
たぶん ひらがなが ならぶと よむひとが どこで切れるか わからなくなるんじゃないか と しんぱいして のことだと おもうけど。
日本語の場合は漢字を普通に漢字を使っていれば勝手に分かち書きになるし、すこしぐらいひらがながつづいてもそれほどよみにくくはならないとおもうよ(これだとちょっと読みにくいか)。
英文の場合、「,(カンマ)」や「.(ピリオド)」の後ろは、半角スペースを1つ入れます。
Yes, I have a number. Elephants are darn good banana eaters.
ちなみにひとつめの文は円周率の覚え方(単語の文字数を数えると3.1416になります)。ふたつめはギターのチューニングの覚え方(単語の頭文字がEADGBE、意味はどうでもいいけど「象はべらぼうによくバナナを喰う奴だ」な感じ)。
あとね…。この「…」なんだけど…。余韻の残るこれは三点リーダとか言うんだけど、これと「・」は別です。「・」は中黒(なかぐろ)というのですが、これは例えば「エストニア・ラトビア・リトアニア」といった感じで何かを並列に並べる時なんかに使います。つまり・・・とかって中黒を並べたりピリオドを並べたりってのはどうかと思うって話なのだけど、知っててやってるなら別にいいです。ちなみに「…」は「てん」で変換すると出てくるんじゃないでしょうか。
こんなところでしょうか。
偉そうに書いておいてあれですが、上記で正解なのかどうか知りません。
でもどの本もそうなってます。
さらに進んで「どこで読点を打つのがいいのか?」とか「分かりやすい文章を書きたい」というなら『日本語の作文技術 / 本多勝一』が参考になるかも知れません。
これ、「うまい文章の書き方」とか「文章力をつける」とか「才能を伸ばす」といった本ではなくて、ただただ普通の文を書くにあたっての基本的な“技術”が書かれています。
それでは今日はここまで。
次回は76ページから。
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