2005-01-26 (水)
2005-01-26: 水中、それは苦しいプレゼンツ「珍しい音楽祭〜chin-on〜vol.1」
水中、それは苦しいプレゼンツ「珍しい音楽祭〜chin-on〜vol.1」@なかの芸能小劇場にイッテキマシタ(2005-01-26)。
初っ端がエーツー。
冴えない女子ふたりによる「アイドルユニット」。
メンバーは「リーダー」と「2号」のふたり。
…という情報自体は知っていて、それだけの情報から「どうかねえ…」なんて思っていたのだけど、ごめんなさい、ちゃんと見ないとね。
つまり面白かった。
アカペラでチープに歌われる歌(詩も曲も)もすごくいいし、ちゃんと歌も巧いのがいい。
次が「古いタイプの」漫才コンビのデカメロン。
頭をはたきあってました。
「さらに古いタイプの芸人でございます」と寒空はだかさん。
「『次々に偽札が出てきちゃってたいへんですねー』とかやってるんですよ浅草では」。
次に飛び出したのが「最近テレビ慣れしてきた」猫ひろし。
猫ひろしギャグ100連発で、久しぶりに声をあげて笑いました。
サフさんは笑いすぎてコンタクトレンズを落としてました。
そしてなぜか縁のある元気いいぞう氏。
お笑いと芸人さんのライブにはほとんど行ってないのに、いいぞうさんを見るのはこれで何度目になるんだろう。
登場するなり、めちゃくちゃいい声と歌唱力で「アイシャルビーリリースト」を熱唱しちゃったりしたあとで、「どうしてこの人は刺し殺されないんだろう?」と心配になるくらいアホウな歌が次々と。
そして、この10年くらいずっと気になってて、CDショップで40回くらい手にとっては棚に返していた「水中、それは苦しい」。
やっとご対面することができました。
ドラム+ギター+バイオリンの編成なのだけど、最初ドラムの人だけがステージに出てきて少しドラムセットを叩いたのち客席を見渡したままじっと静止。
「なんだろ、何待ちだろ?」という客席の不安を他所にずーっと静寂。
その不安たるや、王者舘の芝居の無限ループを見ている時のよう。
やっと他のメンバーが出てきたと思ったら、「1曲目、がまんくらべを聞いていただきました」。
あーん、やられた。
やられた代として、帰りに「水中、それは苦しい」のDVDを買ってきました。
トリは清水宏さん。
アタシの中では、ナイロン100℃の『ウチハソバヤジャナイ』の印象が強いです。
これも笑ったなあ。
「映画予告篇」というシリーズネタの中からいくつか。
名古屋出身のアタシは、その中の「ミッション・イン・ポッシブル〜名古屋篇〜」に腹を抱えて笑い転げました。
「だぎゃー」とか「みゃー」といったニセ名古屋弁ではなく、すんごい微妙な名古屋イントネーション方言(「ほんなことばっかいっとるでかんわ」くらいな)で、「どこで修得したんだろ?」と思ったら出身地が愛知県だそうで(清水宏プロフィール)。
清水さん、山の手事情社時代からずっとソロライブを続けているようで、きっとその中にいくつもの名作があるに違いないです。
それを10年以上も見逃してきたのは痛いなあ。
次回から見逃さないように足を運びたいです。
見ての通り、よくも集めたこれだけの出演者、です。
これを2時間に凝縮したイベントだったわけで、濃いったらありゃしない。
すんごい面白かった。
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