こらない

2004-10-26 (火)

維新派『キートン』

23日、新幹線で名古屋へ。
そこからレンタカーを借りて維新派『キートン』@大阪南港。
南港、数年見ないうちにすっかり変わってた。
前はおおけなビルディングが、あっちにずどーん、こっちにずどーん、といった感じだったけど、今はもうそこいら中に建物があって、それに押しやられてか、維新派の公演場所も以前とは少し違う場所だった。
先日、関西だけで放映された維新派のドキュメンタリ番組を録画してくれた山本さんを訪ねて、維新派の劇場に併設された屋台村にある「路地裏キートン映画館」へ。
無事、DVテープを受け取る(録画してくれてどうもありまとう)。
ちなみに屋台村は、たき火を囲むようにして円弧を描いて仮説の屋台が並んでいるのだけど、それだけだと思っていたら、それぞれの通路の奥にも店があって、ちゃんと路地裏が作られていた。
さすがー。
目の前で握ってくれる寿司屋さんなんかもあったり、大麻ビールがあったり、ライブステージではライブが行なわれていたりで、活気。

終演後、出演者のエレコにお土産を渡しつつ歓談。
「台風、どうだった?」
「もうめちゃくちゃやで」
「舞台セットなんかも大変だったの?」
「もうな、壊れるわ、倒れるわで…」
そっか、倒れたか。
エレコの「めちゃおもろいで見てき」の案内で「路地裏キートン映画館」へ。
手回しのフィルム上映機を使って、ふるーいフィルムを活弁付きで上映。
1〜3分の小さな作品を5本。
これがスコブル良かった。
作品もかわいらしいのだけど、活動弁士と手回しってのがグー。
またどっかで観たいなあ。

屋台村では、カナタニさんと栄さんにも遭遇。
どもどもー。

屋台村のお客さんも少しずつ減りだした頃、ひとり煙をくゆらす松本さんにご挨拶。
二度の台風の直撃もあり、
「ほんましんどいわ」
「前の場所と違ってここは風が直接吹いてくるからたいへん」
と松本さん。
「けど、やっぱり風が吹いてこその維新派ですもん。去年は新国立で風吹かなくて不満でしたし。一幕終わって照明も落ちてほんのちょっと間が空く時にひゅーと風が吹く、あれがいい」
「ほー、観とる人はそんなこと思とるんか。聞いてみんと分からんもんやな。はっはっは」
今年のアテネオリンピックのプレイベントへの参加はポシャッたらしいけど、来年は来年で××××という話も。

維新派の屋台村は丸太とバンセンで組み上げられている。
同じように丸太を使って何かしようとした友人の西山くんが丸太を調達しようとしたところ、みな金属製の単管に変わってしまっていて、全国探しても丸太が手に入らなかったらしい。
「この丸太って、維新派が保管してるんですか?」
「いや、前は三千本くらい持っとったけどな、今はレンタルや」
「まだこういうの、持ってるところあるんですね。前に土建屋関係で探したら全然なくって…」
「こういうの欲しかったら林業の人に言うたらええで。間伐した時にようけ出るから、欲しい言うたら喜ぶわ」
ちなみに、会場側はイントレや単管なのだけど、
「あっちはな、あれじゃないと許可が出えへんねん」
とのこと。

ちなみに、維新派『キートン』は、台風分を取りかえすべく、26日27日の追加公演が決まったのだけど、この23日の時点で「席に余裕あり」らしい。
近畿圏の方々は言うに及ばず、全国津々浦々の方々もぜひ。
維新派

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