こらない

2004-05-31 (月)

2004-05-30:『ニッポンキッチン』と『TITLE』

サフさんが建築参考書を2冊買ってきた。
1冊目は、エクスナレッジというところが2004年3月に出した『ニッポンキッチン』というムック。
『建築知識』という雑誌の増刊号なのかな。

後半は、道具とかシステムキッチンとかショールームの紹介になるのだけど、前半に5例のキッチン例が載っていて、これがなかなか良かった。
コンセプトは書名通り「和」。
やはりここでもアタシは古材というのに目がいく。
サフさんは作業面(ワークトップとかいうらしい)が全面タイル貼りなものに以前から思いがあるらしい。
いや確かにアタシもそれは好きなんだけど、実際には何を置く時にも「ガチャン」「ガチャン」っていう。
ガラスや陶器を置く時なんか、いちいち気を遣わなくちゃいけない。
と口に出して言ったら、サフさんに睨まれた…。

以前テレビか何かで見たのか、理科室の実験室で使っているシンク、あれがいいよねと言っていたのだけど、最近やたらとそれを見かけるようになった。
いかん、避けよう。
あと、洗面ボウルを何かの焼き物を使って手水鉢(ちょうずばち)にするのも、きっとやり過ぎ感で出る。
それも避けよう。

閑話休題。
もう1冊、『TITLE』という雑誌の2003年10月号。
「あなたならどう住む? 東京都心、空室あり!」という特集。
倉庫やワンフロアレンタル、廃屋、オフィスビルの最上階といったちょっと変わったところを改良して住んでいる人とその住居を紹介。
でもこれは、そういうライフスタイルを紹介してあるだけで、「へー、かっこいいねー」という印象を与える以外、何の参考にもならなかった。
文章にもわざわざ馴染みの薄いカタカナ語を氾濫させてあって、写真もかっこよくて(でも知りたいところは写ってなくて)、「あっそ」って感じ。

と、こうして見ていると、アマノジャクなアタシはかっこいいのを避けようとしているのだな、と分かる。
でもそれは、かっこいいのを避けるのがかっこいいと思っているというわけで……と堂々巡り。
なるべく主義主張をしない、フツウのものにしたいところ。

再度書きますが、夢を語っているだけで、「自分で家を建てる」「どこかを買ってリフォームする」という具体的な計画や資金があるわけではないです(別にそんな断り書きを入れる必要もない気がするけど)。

2004-05-31 (月) UP

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