2004-05-24 (月)
2004-05-21:Final Cut Express講習
金曜日。
朝10:30からのアップルストア銀座でのFinal Cut Express講習へ。
Final Cut Expressは、アップル社の動画編集ソフト。
Final Cut Proというプロ向けソフトがあって、そこから機能を減らした廉価版がFinal Cut Express。
アップルにはiMovieというOSに付属している無料の動画編集ソフトがあって、切ったり貼ったり程度、いやそれ以上のいろいろなことがこのソフトだけでできる。
これで特に不満はないのだけど、思うところあってそのFinal Cut Expressというのを買ってみた(Proは高いので買えない)。
で、起動してみたら、機能が多過ぎて使えない。
本まで買ってみたのによく分からない。
10年間パソコン(Macintosh)を使ってきて、本を読んでも使えないソフトなんて初めて。
あまりにびっくりして、思わずこの有料セミナ−に申し込んでしまったのでした。
午前中は、ソフトの使い方、つまり大きな流れとか、基本的な考え方とかを教わり(そこを知りたかった)、その後細かい使い方とか設定の仕方等の説明へ(それも知りたかった)。
うわああ、こりゃ教えてもらわないと分からないことだらけだ。
来てよかった。
いや、来なきゃ困ってた(実際に困ってた)。
そんなキーボードショートカット、教えてもらわなきゃ知らないままだった上に、それを知らなかったら使いづらくてしょうがなかったよ。
しかし、すげえなあFinal Cut Express。
静止画編集の定番プロ向けソフトと言えばPhotoshopで、それは2次元。
動画となると、それに時間軸が加わる。
よくもまあ、それをちゃんと扱えるようなインターフェースを作ったものだ、と関心。
別にこれまでだって動画編集ソフトはいろいろあったわけで、それらを知らないのでどのソフトが優れているのか知らないけど、まあとにかくすごいと思った。
感動した。
でもって、改めてiMovieというソフトはすごいと思った。
Final Cut Expressではできることが多過ぎる。
iMovieがジグソーパズルだとすると、Final Cut Expressは真っ白いカンバスに絵を描くもののような気がする。
よくもまあiMovieはあそこまでうまいこと機能をまとめたものだ。
そしてアタシは真っ白いカンバスが苦手なのだ。
動画クリップと動画クリップをつなぐところにページをめくるような効果をつけたりする場合のその効果をトランジションというのだけど、そのトランジションひとつとっても設定がかなり細かくできる。
それはいいことなんだけど、でもなんというか、「ページがめくられればいい」程度の時はちょっと困る。
そういう人はiMovieを使えばいいんだよなあ。
昼食の前に1人1台のDVカメラを渡され、昼食時間を利用して素材を撮影してくるように言われ、午後のその素材を使って自分で編集。
分からないことはその都度質問、という形式。
最終的に5分程度の作品を仕上げるのだ。
教えてもらいに来ているのだから、アホみたいにいろんな機能を使ってどんどん質問するべきなのだけど、作品としてはシンプルなものの方が好きなため、つい余計な機能を使わずに進めてしまった。
クロマキーとかの機能もあるのに、結局使い方知らズのまま。
結局予定時間の18:30になっても全然終わらず、でも時間なので18:30で編集は終了となり、そこからQuickTime形式(という動画の保存形式)で書き出したり、それをDVD-Rに焼いたりして、結局ほんとに終わったのは19:30。
Final Cut Proの講習では、講習を始める前に「今日19:00までやってもいい人ー。20:00までやってもいい人ー。21:00までやってもいい人ー」と参加者に訊き、端っから延長する予定で始めたりするらしい。
「そりゃ、映画製作を8時間でやろうなんてのが無理な話なんですよねー」
って、そうか、動画編集って映画製作なのか。
ちなみにこのFinal Cut Express講習は、今回が初めてだったらしい。
そのため不備も何点か見られたのだけど、文句をいうほどのものはなかった。
参加者は8名で、アタシ同様のMac歴10年選手がアタシを入れて3名。
男女比は5対3。
平日開催ということもあってか仕事絡みの人が多かった、のかな。
最後は修了認定書を授与されておしまい。
ちなみに、このセミナーを受講した人は今後このアップルストア銀座にてがんがん質問に答えてもらうことができるらしい。
おお、それはうれしい。
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