杉浦茂
明治41年東京・湯島生まれ。昭和7年田河水泡の門下に入る。戦後『モヒカン族の最後』『猿飛佐助』『ドロンちび丸』等、シュールな画風のナンセンス・ギャグ漫画の傑作を数多く生み出し、後進の漫画家たちに多大なる影響を与えている。
『じゃむち』1995年12月号より
1908(昭和41年)、東京・湯島に生まれる。漫画家・田河水泡門下となり、戦前までは教育的ユーモア漫画を主に描く。戦後、独立とともに新しい感覚のギャグ漫画を創出し、昭和20〜30年代にかけての雑誌連載『冒険ベンちゃん』、『猿飛佐助』、『少年児雷也』などで、当時の少年・少女たちを夢中にさせた。以降現在に至るまでかずかずの傑作を発表している。
ちくま文庫『猿飛佐助』1995/7/24初版より
2000年4月23日午後7時、腹膜炎のため入院していた東京都三鷹市の杏林大病院で死去。92歳。
赤塚不二夫をして「直接的に影響を受けたのはこの人しかいない」と言わしめた日本ナンセンス漫画の創始者は、87歳の今でも井の頭公園近くの自宅で執筆活動を続けている。
『じゃむち』1995年12月号より
ちくま文庫『猿飛佐助』1995/7/24初版
(解説:サエキけんぞう)
演劇情報誌『じゃむち』1995年12月号より
特集「笑いの現在進行形」にて「杉浦茂に聞く」天野天街/竹熊健太郎/あがた森魚(企画・構成:うにたもみいち/安藤亜紀子)。
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