『日常に思う』

歳を重ねると、若い頃には嫌悪していたものが許せるように、以上に、
むしろ好きになったりする。

例えば、名古屋のシンボル金シャチな。
またがりたい。金シャチメリーゴーランドなんてのがあればな。
美宝堂（名古屋の宝飾品屋）なら作れそうだが、どうだろう？

あと、いまだモリゾーキッコロが、イベント等で活躍しているようだが、
金シャチがエコライフを語るというのも、意外性があっていけると思う。
そして着ぐるみは超合金。きっとかっこいい。

加藤晴彦あたりが頑張れば、金シャチブームも夢ではないはず。期待したい。

欠かさず購入している雑誌は「マンスリーよしもと」だけ！！
「大日本人」の公開が待ち遠しい、今はゴールデンウィーク、頭がどくんどくん痛い。

連休盆暮れ週末に５割以上の確率で体調不良なのは、自分で自分を追い詰めての結果だ。
なるべく身辺きっちりしたいのよ！
休みは休まず掃除洗濯をはじめやりたいことが、やらなくてもいいけどやりたいことが、
やらなくてもいいけどやらねばならぬことが！もう目白押し（*∀*）

そんで「出来ない」とずぶずぶ元気度が下がる。
なんか出かける予定があったりすると「行くぞ、行くぞ、あれしてこれして行くぞ！
出来るか？行けるか？間に合うか？
出かけるには何時にあれしてこれして・・・間に合うか？間に合うか？
うぅっあたま痛い・・・吐く(TへT)゜。」となる。

なんだコレ。

だから今ほんと大変。ゴールデンウィーク残り３日。保つのか？私。

私にとってみれば「ディズニーランドでのミッキーマウス」みたいなもんかなと思う。
普段は全く興味がないのだが、行くとなったらノリますって感じで、
そこは夢の国で「ミッキーしゃ〜ん」と駆け出したりもしますわ。

何がそうかと言うと「お花見の桜」なのだが、みなさんどうなのか？
桜大好きなのか？ＴＰＯに合わせてるだけじゃないのか？
「いいとも」観に行って、大人の対応として「そ〜ですね〜」って言うのと同じじゃないのか？
同じじゃないか？

が、私だってお花見の場では「わあ〜キレイ（*∀*）」と心の底から喜び、
両手広げて花びら受けとめ「おひとつどうぞ」とお酌もする。
常識を分け前つつ、軽やかにはめも外そう。
楽しいなあ、お花見。
なので、来年も行ってもいいかな〜？いいとも〜！

・・・この終わり方、絶対反省しないも〜ん！！
いいとも！いいとも！いいとも〜ん！

街中での親切には、事欠かない私だ。

電車の中で立っているお年寄りを見れば「どうぞ」の声とともに尻を浮かせ、席をゆずる。
ベビーカーを抱え、階段を登る母親がいれば「手伝いましょう」と微笑みかけ、
券売機の前でとまどう外人には「May I help you？」だ。
そんな小さな親切心にあふれた私の中にも、コールタールのようにドス黒く、
糸も通らんのじゃなかろうかというような狭い心が隠れていた。

平日の月〜金曜、地下鉄を利用し、バイトに通う。
同じ時間、同じ車両に同じ顔ぶれが乗り込む。
毎朝の事で、だんだん「この人はこの駅で降りる」というのもわかってくる。
自分がわかってくるのはいい。
「次の駅でこの人は降りるから、この辺に立っていればすかさず座れるはず」と計算できるからだ。
でも、自分が計算されるのは、すごくイヤ〜ンなのだ。
ひゃ〜心せま〜い。

座っている私の前に、毎朝毎朝「次、座ろ」とスタンバイしてるおばさんがいる。
チビである私よりなおチビな、かつコロンコロンしたおばさんだ。
なんなのかしら？
どうしようもなく座らせたくないこの気持ち。
なぜ？ホワ〜イ？である。
自分はこの駅で降りなければいけない。降りなきゃ遅刻だ。これ以上、座っている事は出来ない。
でも、このスタンバってるおばさんには断固座らせたくない。
ゆずる気なんてケシ粒ほどもないのに「あなたの為に席をとってあっためておきましたよ」
ってそんな不本意な状況。
が、私はしぶしぶながら席を立ち、おばさんは、まんまと席に座る。
私の楽ちんを踏み台にし、おばさんは楽ちんを手に入れる。
それが許せないなんて、本当に心狭き人間。
だが、そんな日々も残りひと月ほど。
バイトを辞めるのだ。

最後の朝には、おばさんがスタンバイする前に「どうぞ」と席をゆずろうと思う。