昨年のフランス旅行でお世話になったかえちゃんが、2年半のフランス生活を終えて帰国。
この帰国に合わせて北くんがフランスへ旅行へ行っていて、2人揃って帰ってきた(かえちゃんも北くんもアタシの学生時代の同級生)。
というわけで、北くんの家にほど近い荻窪のひなぎくという喫茶店で会ってきた。
頼んでおいたパスカルズの「Half Moon of Pascals」というCDはなかったらしく、しかしその小さな町の小さなCDショップでも「パスカルズ」というだけで「ああ、あの日本のバンドね」と通じたらしく、ほんとにパスカルズがフランスでおなじみになっているのかも知れないエピソードを聞かせてもらった(もちろんただその店員さんが知ってただけかも知れないけど)。
あと、かえちゃんの働いていたチョコレート屋さんのチョコをどっさりお土産にしてきてくれた。
大きさはチロルチョコだけど、実際は1個ン百円のはず。
シトロン(レモン)のチョコとかフランボア(木いちご?)のチョコとか、いろいろ。
ひなぎくを出て、コンビニに寄ったりしても、あまり日本を懐かしんでいない様子のかえちゃん。
「肉まんとかかぶりついたりしたくなったりしない?」
と訊いてみたけど、「それほど…」と浮かない顔。
「ラーメンとか、カレーライスとか、うどんとか、食べたくない?」
「それよりね、私日本でやっていけるかどうか、すごく不安になってきてるのよ…」
というわけで、どうやら久しぶりに日本に帰ってきた喜びより、フランスを離れた寂しさの方が強いっぽい。
かえちゃんも北くんもアウトドアに強いので、服とか靴とかについて訊いてみた。
「なんかさ、シャリシャリのウインドブレーカーみたいなのばっかりだったんだけど」
「それ、ゴアテックスでしょ。あれね、それだけで温かいよ」
「えー?! 例えば今日みたいな凍えそうな日でも?」
「それだけっていうか、下着にフリースかなんか来て、上にゴアテックス来てれば全然平気」
「だって、ペラペラじゃん」
「そうそう。あ、このズボンもそういうやつだよ」
「そうなの? 触っていい? わ、ペラペラ。それでなに、今アタシが履いてるこのパンツより温かいの?」(寒いのでやや厚めのパンツを履いてました)
「あー、それよりは確実に温かいと思う」
「うそーん!」
というわけで、あのペラペラのくせに高い値段のゴアテックスという素材のあれは、その価格に見合う機能を兼ね備えたものなのらしい。
「雨はハジくし、でも内部の湿気は外に出すし、軽いし。脱いで畳んだら小さくなるし。高いけど、中途半端なの買うぐらいなら、ゴアにしといた方がいいよ」
そ、そういうものなのか。
Posted by U5 at 2004年03月08日 16:22