DVD『ロスト・イン・ラ・マンチャ / テリー・ギリアム』見る。
先に知っていた情報として「クランク・イン6日目にして撮影中止」というのがあったのだけど、それについて全く軽くしか想像できていなかったことを知る。
クランクインしたということは、準備期間を終えて映画製作が実際に開始されたということで、つまりクソバカでかいセットやら、数百着もの衣装やら、ロケ地での設営、エキストラ…と挙げていったらキリがなさそうだけど、そういったものの準備はすでに整っていたのだ。
いや、整っていないから映画がポシャッてしまったという言い方もできるかも知れないけど。
あと、ドン・キホーテ役にはこの人しかいない!とアタシも思うジャン・ロシュフォール。
映画が中止になる理由にこの人が絡んでいる、というのはなんとなく知っていたので、この人が機嫌を損ねて降りたのかとちょっと思っていた。
違いました。
なんと、7ヶ月かけて英語の勉強をして準備していたとのこと。
ギリアム映画への出演も、相当喜んでいたっぽい。
このアンメイキングフィルムは、時系列に並べて映画製作を追っていくわけで、当然前半の登場人物たちはこの映画が中止に追い込まれることを知らない。
もうそれが不憫で不憫で…。
このアンメイキングの公開によって、どこかから出資があったりしたかなあ。
完成品、見たいよなあ。